西邦電気工事��  
 豊田　一生  （とよだ　いっせい）

プロフィール

山都町出身。1969（昭和44）年3月6日生まれ、53歳。矢部高校ー熊本学園大学卒。95年入社。2013年山都営業所長、16年取締役、18年同御船営業所長、21年7月専務を経て昨年7月29日から現職

100年企業へ新体制で次なる一歩

「社員の安全確保と健康維持に一層注力し、１００年企業へ向けた橋渡しの役割を十分に担っていきたい」。昨年７月29日付で就任した豊田社長はこう抱負を語る。
　九州電力をはじめ官公庁や民間から安定的に工事を受注し、設立７７年を迎える同社。総合電気設備工事業として県下で有数の歴史を持つ。同社を取り巻く環境を豊田社長は「資材関係が不足している影響で工期が伸び、コスト増につながっている」と説明する一方で「売上自体は熊本地震前から落ちておらず、利益も確保できている」と話す。また、会社の持続的成長に向けては人材確保・育成と技術力の継承を重点項目に掲げ採用活動を強化する中で、一昨年は専門卒・高卒・自衛隊含めて７人が入社、組織の若返りが進んでおり、20〜30代の若手技術者も育ってきているという。豊田社長は「近年は働き方改革の推進を通じて社員の休日出勤が減っているなど、待遇改善につながっており、入社後も徐々にキャリアアップできる点は当社の魅力で仕事のやりがいだと思う。今後も社内で策定した人事考課を確実に落とし込み、会社のさらなる成長を図りたい」と力を込める。
　電気、水、情報通信という生活に不可欠な分野で顧客のインフラ環境整備へ貢献している同社。１００年企業を目指し、新体制で次なる一歩を踏み出す。