岱明運輸��  
 福田　洋  （ふくだ　ひろし）

プロフィール

玉名市岱明町出身。1976年10月4日生まれ、46歳。東海大学付属第二高校-九州東海大学卒。2006年岱明運輸入社、常務を経て12年社長。2015年玉名青年会議所理事長。その他、玉名大俵まつり実行委員長、（公社）熊本県トラック協会副会長、倉庫業青年経営者協議会運営委員長など公職多数。趣味は車とバイク

「人」へ投資、時流に適応できる企業へ

　熊本の物流業界に新しい風を吹き込み、変革へチャレンジし続ける若きリーダーこそ、岱明運輸の福田洋社長だ。
　創業62年、物流会社として県内有数の歴史を誇る同社。近年はドライバーや車両台数を着実に増やすなど事業を拡大しつつ、他社に率先した働き方改革や企業のデジタル化推進など、時流に適応できる企業づくりを目指している。「人への投資が第一。今後は大卒採用にも着手していきたい」。福田社長はこう語る。２０１７年には県北最大級の物流倉庫である「新玉名倉庫」を開業。翌年の増築を経て、現在１５００〜２千坪の用地にさらなる増築を計画中。TSMCの熊本進出で半導体関連をはじめとした倉庫への需要増を受け、全面もしくは分割にも対応する構えだ。一方、今年のスローガンを「幸福力」とした福田社長は今後、組織の再編を構想として描く中で、社員が幸せをより感じられる会社づくりへさらに注力する考えを示している。
　熊本県トラック協会では副会長と「物流の２０２４問題」を担当する労働対策委員長として協会全体で働き方改善に取り組む。また、県内大学で開く物流出前講座では講師として学生に業界で働く魅力を伝えている。燃料費高騰や慢性化する人手不足など逆風の業界環境だが、今後も福田社長は熊本の��物流新時代〞を切り開くその一端を担い、さらに前進していく。