Leaders 2023熊本のトップ群像

叶シ原商店  
 西原 哲  (にしはら さとし)

  社長
昨年流通団地に完成した新社屋で社員と。前列左から2人目が坂田孝昭常務、3人目が西原哲社長、4人目が西原茂雄会長、5人目が山見直人常務
昨年流通団地に完成した新社屋で社員と。前列左から2人目が坂田孝昭常務、3人目が西原哲社長、4人目が西原茂雄会長、5人目が山見直人常務
プロフィール
八代市出身。1977(昭和52)年6月5日生まれ、45歳。西原茂雄代表取締役会長の娘婿。八代工業高等専門学校‐大分大学大学院修士課程修了。2002年熊本構造計画研究所(大津町)入社。SEとしてバスのダイヤ管理システムの構築などに従事した。07年西原商店入社。総務部長、常務、専務を経て2021年4月から現職
流通団地に新本社、人員の拡充へ全力
 「ゴミの110番」をモットーに九州トップクラスのトラック保有台数を誇る同社は今年で創業66年を迎える。昨年は現在地に本社事務所と倉庫などを新築移転し、業務の効率化や今後の事業拡大に向けた経営体制を構築した。「新本社を起点にグループの総合力を強化し、今後は同業他社との差別化戦略として廃棄物の収集・運搬・リサイクルに至る当社独自のワンストップサービスを提供していきたい」。西原社長はこう語る。
 旧本社の2倍近くの広さを持つ新本社には最新鋭の古紙圧縮梱包機を導入し、安全性向上や省エネ化につなげているほか、事務所棟にある50人以上収容の大会議室は社員研修や安全講習・各種研修会、児童を対象とした環境学習の場などとして活用していく方針。一方、昨年から今年にかけてはドライバー・総合職の給与改定や資格取得支援制度の拡充を実施するなど、内部体制の強化に努めている。また同社はドライバーや事務・営業職含めた人員の拡充を経営の最重要課題とし中途採用や高卒で人材の確保に努めており、女性が活躍できる労働環境づくりも推進している。西原社長は「若い世代から選ばれる企業づくりへ全力で取り組み、社員の皆さまには生涯安心して働いていただけるよう、待遇改善に向けた経営努力を続けていきたい」とトップとしての使命感を語ってくれた。
〒862-0967 熊本市南区流通団地1-50 TEL 096(378)0657 https://www.nishihara-shoten.com/ 創業/1957年 設立/1974年 資本金/1千万円 事業内容/製紙・製鋼原料販売、一般・産業廃棄物収集運搬・処分業 グループ売上高/27億円 グループ社員数/240人(パート・アルバイト含む) 出先/城南営業所(熊本市南区城南町下宮地903)、浜線ECOセンター(熊本市南区出仲間9-6-20)、田崎営業所(熊本市西区田崎380市場会館2階4号室)、鹿児島営業所(姶良市加治木町小山田5508-1)、福岡久山営業所(糟屋郡久山町山田2454-1)、八代営業所(八代市高島町4477) グループ会社/巨シ原運輸(熊本市南区流通団地1-50)、潟jムコ(熊本市南区流通団地1-50)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。