�叶ｯ山商店  
 星山　一憲  （ほしやま　かずのり）

プロフィール

熊本市出身。1970年8月4日生まれ、52歳。東海第二高校卒。2009年星山商店社長。（一社）熊本県産業資源循環協会理事兼城北支部長、（一社）日本鉄リサイクル工業会九州支部副支部長、（一社）熊本県解体工事業協会副理事長、合志市企業等連絡協議会長、栄工業団地協同組合理事長など公職多数。趣味はバイクツーリングとゴルフ

グループ売上高が300億円突破

　県内に２つの事業部と６つの工場を有し、グループ社員３９０人を抱える�叶ｯ山商店。今年で創業52年を迎える九州を代表するワンストップのリサイクル企業だ。
　前期決算では２０２０年末から続いていた金属スクラップ価格の高騰で主力である金属スクラップ加工販売の伸びが大幅増収に寄与し、売上高は単体で２４４億円と２期連続で過去最高を更新。グループ売上高も初の３００億円を突破した。今期については「相場の先行きの不透明さに加え、燃料費や電気代高騰などによるコスト増で業績の見通しは厳しいが、組織基盤の整備に一層注力し、中長期的な事業拡大へ備えたい」。星山社長はこう語る。昨年から今年にかけては同社最大の拠点である竹迫工場（合志市竹迫）やグループ会社の�潟zシヤマ（宮崎県）の社屋に太陽光発電パネルを設置し、1月から稼働を開始している。今後も自然エネルギーの導入を推進し、持続可能な循環型社会の実現に貢献できる企業グループとしてリサイクル率の向上やカーボンニュートラルに努めていきたい考えだ。
　「安全性向上や作業効率化を目的に古い重機・設備の入替など必要な投資を確実に実行する。一方で社員教育ほか法令順守徹底、資格取得支援、ベア継続など内部体制の強化を最重点項目として経営努力を続けていきたい」。星山社長は自身の責任感を示した。