大熊本証券��  
 出田 信秀  （いでた　のぶひで）

プロフィール

熊本市出身、1982（昭和57）年12月15日生まれの40歳。熊本高校―早稲田大学社会科学部卒。大和証券�梶Aオーストラリア留学を経て2009年同社入社。10年取締役企画室長、15年専務企画本部長、17年代表取締役副社長を経て18年6月から現職。趣味はゴルフ

ＩＦＡ、知財マッチングで地域社会に貢献

　九州で唯一の独立系証券会社として、地域に密着し、時代のニーズを捉えた提案で多くの顧客の信頼を得てきた大熊本証券。昨年は米国株を中心に困難を極めた株式市場の影響もあり厳しい年となったが、同社では新たなビジネスチャンスを捉えるべく新事業への展開に果敢に挑戦している。昨年７月には大学や企業、個人発明家などが持つ特許や技術などの無形資産マッチングサービス「iAm（アイアム）」をスタート。（一社）くまもとデザイン協議会などと連携して設立した「九州知財コンソーシアム」を運営母体に知財を見える化し戦略的に活用することで地域企業の経営課題の解決や新たなビジネス創出に貢献している。また昨年９
月には独立系金融アドバイザー（ＩＦＡ）事業の新会社「ミライズアセット」を設立。株、債券、投資信託など金融商品の販売仲介を中心に資産運用に関するアドバイスを展開。県内外で活動するＩＦＡとも提携し営業網の拡大を図っていく。また地域での取り組みでは、昨年は八代市の委託事業で市民向けの金融教育講座を実施してきた。出田社長は「金融のプロとして投資家や地域の皆さまに真摯に向き合っていくとともに、ＩＦＡや知財に関する事業を通して地域や企業のコンサルタントとしても信頼を築いていきたい。これからも多様化する顧客ニーズに対応し、地域に根ざしたリテール証券会社を目指していく」と力強く語った。