ドゥ．ヨネザワ企業グループ  
 米澤 誠  （よねざわ まこと）

プロフィール

合志市出身、1976（昭和51）年4月12日生まれ、46歳。九州学院―桜美林大学経済学部卒、2年間の豪州・シドニー留学後、2001年4月�鞄d通九州入社。福岡本社、大分支社、東京勤務を経て、18年4月ドゥ．ヨネザワ企業グループおよび�灰NSの取締役経営企画室長として入社。19年6月�灰NS代表取締役社長を経て現職。米澤義一会長の長男。趣味はサッカー、キャンプ、ゴルフ

新たな価値を創造する企業へ

　「変革期」と位置付ける5カ年中期経営計画が4年目を迎え、変革のスピードを増すドゥ．ヨネザワ企業グループ。米澤CEOは「各事業分野における基盤の再構築と新たな展開に取り組んでいる」と話す。
　ゴルフ事業では、開場70周年を迎えたくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースの「馬の背」を震災前のパー5に戻し、完全復旧。ホテル跡地では森の再生プロジェクトを始動し、今後は自然に触れ、SDGsを学べる場にしたいと計画する。また、くまもと城南カントリークラブでは、フィットネスルームを新設したほか、温泉を活かしたキャンプ場の整備も進めていく。
　カーライフ事業では、TSMCで盛り上がる菊陽町に「MINI KUMAMOTO」を移転。東バイパス沿いの旧店舗を改装し「Kumamoto BMW」のショールームを拡張、九州最大規模の広さとなる。また、BMWでは全国初のアーケード内店舗となる下通店をオープンした。
　携帯電話事業では、全国のドコモ店舗数が縮小する一方、昨年は九州で実店舗2店舗とサテライト店舗5店舗を新規出店。DNSの新規事業であるアウトドアショップ「WOODS」では、自治体と連携したイベント「Kikuchi Camp」を開催するなど、地域に根ざした展開を図る。
　また、TSMC進出に伴う再開発を見据え、プラチナマンション聚楽をアクティブシニア層から拡大し、多言語化にも対応した新コンセプトで、幅広い層に向けて販売を強化していく。米澤CEOは、グループ全体の新たな価値創造に向けて意欲を見せる。