トップ Leaders 熊本のトップ群像 潟Cズミ車体製作所
Leaders 2023熊本のトップ群像

潟Cズミ車体製作所  
 古庄 忠信 会長 國武 幸弘 社長  (ふるしょう ただのぶ くにたけ ゆきひろ)

  会長・社長
大津町にある本社工場をバックに新入社員と一緒に。左端が國武幸弘社長、中央が古庄忠信会長
大津町にある本社工場をバックに新入社員と一緒に。左端が國武幸弘社長、中央が古庄忠信会長
プロフィール
古庄会長
菊池郡大津町出身、1945(昭和20)年7月17日生まれの77歳、熊本市立実務商業学校(現・熊本市立総合ビジネス専門学校)卒業、66年(昭和41)年潟Cズミ車体製作所入社、93(平成5)年から3代目社長、2014(平成26)年8月から会長。(社)日本自動車車体工業会相談役、熊本商工会議所副会頭などにも就いている。趣味は読書、座右の銘は「まごころ」
國武社長
上益城郡益城町出身、1963(昭和38)年2月10日生まれの60歳、熊本商科大学(現・熊本学園大学)商学部商学科卒業、2001(平成13)年1月潟Cズミ車体製作所に総務部長として入社、02(平成14)年8月取締役、04(平成16)年8月常務取締役、08(平成20)年専務取締役、14(平成26)年8月から社長。趣味はゴルフ、読書
会社行事を再開し、創業100周年に向け邁進
 検診車両や特種車両、福祉車両の製造販売を手掛け、特にレントゲン検診車のシェアは全国ナンバー1の実績を誇る潟Cズミ車体製作所は今年で創業92年目。 
昨年はコロナ禍で自粛していた新入社員歓迎会や慰労会、社員が参加する大運動会を3年ぶりに再開。ジュニアゴルファー育成・教育を目的に始めた「イズミ車体製作所杯ジュニアゴルフトーナメント」は昨年10周年を迎えた。 「多くの会社行事は30年以上前から続けてきたもの。自粛期間に入社した社員にもこれまで当社が培ってきた社風を感じてもらいたい。またジュニアゴルフトーナメントの過去の参加者からはプロ選手が誕生しており、これまで続けてよかったと実感した」と古庄会長は回答。
 同社が製造したEVバスは熊本城周遊バス「しろめぐりん」に導入されており、運行する熊本市は昨年10月、脱炭素社会に向けた産学官連携の取り組みとして評価され、自動車・観光・交通政策関係功労者九州運輸局長賞を受賞している。
 古庄会長は「SDGsにつながる活動を、当社は15年前から始めている。今後もさらなる改良を重ね、全国への普及拡大へつなげたい」と熱意を語る。
 今後については「創業100周年に向け、会社の理念である『誠意』『創造』『挑戦』を胸に、全社員一丸となって邁進していきたい」と意気込んだ。

869-1222 菊池郡大津町岩坂3258-4 TEL0962791733 http://www.izumishatai.co.jp

創業/1931(昭和6)年 設立/1951(昭和26)年 資本金/43195千円 従業員/122人(1月末現在) 事業内容/検診車両・特種車両・福祉車両の製造販売、全車種車両の車検整備、板金塗装、バスEV改造、福祉車両レンタカー業 出先/福岡営業所、東京営業所

 

 

※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。