トップ Leaders 熊本のトップ群像 ホテル日航熊本(くまもと新世紀
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ホテル日航熊本(くまもと新世紀)  
 鶴山 敏哉  (つるやま としや)

  社長
同ホテル最上階のガーデンチャペル前で2021年度入社の社員と共に
同ホテル最上階のガーデンチャペル前で2021年度入社の社員と共に
プロフィール
八代市出身。1960(昭和35)年生まれの62歳。早稲田大学政治経済学部卒。85年熊本日日新聞社入社、2018年業務推進局次長兼営業企画部長、19年業務推進局長、21年役員待遇関連グループ担当補佐・くまもと新世紀(株)顧問、同年6月くまもと新世紀専務取締役、22年6月社長
百年続く 名門ホテルへ
 ホテル日航熊本は昨年5月、開業20周年を迎えた。熊本に根差したホテルとして、多くのお客様に愛され、培ってきた歴史と伝統は、ホテル日航の大切な財産として引き継がれている。昨年は3カ年計画で実施してきた客室の全面リニューアルが完了。20年の節目を迎えた同ホテルは今も進化を続けている。
 宿泊、宴会、会議、婚礼、レストランなどあらゆる機能を兼ね備えたグローバルスタンダードに耐えうる総合型シティホテルとして、これまで数多くの国際会議の開催や国内外の賓客を迎えてきた同ホテル。昨年制定した新ビジョンは「百年続く名門ホテルへ」。どんな時代、状況にも柔軟に対応して挑戦と進化を続ける、その基礎を社員と力を合わせて築いていく、という想いを込めた。
 中期経営計画2年目となる今年度は、新型コロナの規制緩和を追い風とした国内観光とインバウンドの需要が高まっており、「当ホテルが持つさまざまな資源の選択と集中、効率化を図り、大型会議の獲得や高付加価値商品を開発するなどして業績は緩やかに回復しつつある」と鶴山社長は話し、今年5月に予定されているコロナの5類引き下げも好材料と見ている。阿蘇くまもと空港新旅客ターミナルビル開業や、熊本ーソウル線、熊本ー台北市チャーター便運航など、今後は観光需要のさらなる戻りが見込まれ、「TSMCの展開も合わせて、熊本の観光とインバウンドの復活は当ホテルにとって大きなビジネスチャンスだ」と鶴山社長は期待を寄せる。
〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1 TEL096(211)1111 https://nikko-kumamoto.co.jp
設立/2000年9月 商号/くまもと新世紀株式会社 開業/2002年5月31日 資本金/5,000万円 事業内容/ホテル業・飲食業・宴会及び結婚式場の運営・その他、利用施設として小規模物販施設の保有 売上高/15億円(2022年3月期) 役員/代表取締役 鶴山敏哉、常務取締役総支配人 毛利之紀、取締役総料理長 中野省吾、常勤監査役 安武伸一郎、非常勤取締役 伊豆英一、河村邦比児、秋岡廣宣、岡田照樹、非常勤監査役 永田求 従業員数/250人(2022年3月)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。