トップ Leaders 熊本のトップ群像 医療法人社団 世安会 くまもと乳腺・胃腸外科病院
Leaders 2023熊本のトップ群像

医療法人社団 世安会 くまもと乳腺・胃腸外科病院  
 村本 一浩・澤田 俊彦・柳澤 克嘉  (むらもと・かずひろ さわだ・としひこ やなぎさわ・かつよし)

  理事長・理事病院管理者・理事副院長
(前列左から)澤田俊彦病院管理者、村本一浩理事長、柳澤克嘉副院長、稲吉厚総院長 (後列左から)谷川富夫副院長、西村令喜院長、有馬信之部長、渡邉すぎ子医師、菊竹高志医師
(前列左から)澤田俊彦病院管理者、村本一浩理事長、柳澤克嘉副院長、稲吉厚総院長 (後列左から)谷川富夫副院長、西村令喜院長、有馬信之部長、渡邉すぎ子医師、菊竹高志医師
プロフィール
村本理事長
1957(昭和32)年八代市生まれ。医学博士。熊本大学医学部卒。乳腺外科担当。日本外科学会専門医、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定読影医
澤田病院管理者
1960(昭和35)年熊本市生まれ。熊本大学医学部卒。腹腔鏡下手術を中心とする消化器外科担当。日本外科学会専門医
柳澤副院長
1964(昭和39)年東京都生まれ。福岡大学医学部卒。麻酔・疼痛外来担当。日本麻酔科学会専門医
病理検査室新設で再手術減少
 乳がんの診断、治療をはじめ、胃・大腸内視鏡検査や腹腔鏡手術、抗がん剤、分子標的治療薬による化学療法を柱に開業13年目を迎えた。
 乳腺外科担当の村本理事長と腹腔鏡手術の専門医で消化器系疾患を担当する澤田病院管理者、日本乳癌学会名誉会長で元くまもと森都総合病院院長の西村院長、麻酔科医と手術や疼痛外来を担当する柳澤副院長、病理診断医の有馬部長、渡邉医師など常勤9人、そのほか非常勤医師ら専門医によるチーム医療で充実の診療体制を整えている。日本乳がん検診精度管理中央機構の認定読影医として村本理事長、西村院長、稲吉総院長、谷川副院長が在籍している。
 昨年は病理室・病理診断室を新たに設置。手術中に乳がんの性質や進行度などを診断し、治療方針を即決できるため、再手術の減少につながるという。そのほか血液検査の院内実施や電子カルテを導入するなど、ヒト、医療機器の両面で乳がんの早期発見・治療の充実した診療体制を構築している。
 消化器系疾患でも澤田院長を中心に早期の胃がん、大腸がん、胆のう、鼠径ヘルニアなどを治療する腹腔鏡下手術をはじめ腹腔鏡下手術と内視鏡治療とのコンビネーションで胃の粘膜下腫瘍(GIST)を摘出する同時手術も同院ならではの最新治療だ。「熊本市住民がん検診『胃がん検診(内視鏡検査)』にも積極的に対応している」と村本理事長は意欲的だ。
〒860-0812 熊本市中央区南熊本4丁目3-5 TEL096(366)1155 http://chemotopia.jp/
開業/2011(平成23)年1月 診療科目/外科(乳腺・胃腸・胆のう・内視鏡)、内科(乳腺・がん化学療法・疼痛緩和)、麻酔科(ペインクリニック 医師:柳澤克嘉) 入院施設/41床(内、開放型病床5床) 診療時間/月〜金曜 午前・9:00〜12:30(受付11:30まで)、午後・14:00〜17:30(受付17:00まで) 土曜 午前・9:00〜12:30(受付11:00まで) 休診日/日曜日・祝日・第3土曜日 職員数/83人(医師9人)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。