��コスギ不動産ホールディングス  
 小杉 周司  （こすぎ　しゅうじ）

プロフィール

熊本市出身、1974（昭和49）年6月29日生まれの48歳、東海大学第二高校（現・東海大学附属熊本星翔高校）卒業、福岡の不動産会社勤務後、96年(株)コスギ不動産入社、常務取締役を経て2018年6月社長、21年10月から現職。。趣味はゴルフ、ランニングなど。小杉直相談役の長男

『スピードアップ』をスローガンに掲げ、さらに邁進

　「２０２３年のスローガンは『スピードアップ』に決めました。スピード感を持って事業を展開する。新型コロナ、ＤＸへの対応など変化の激しい中、効率化にスピーディに即応することを根幹にしています」と意気軒昂に話す小杉社長。
　グループをホールディングス化して今年で２年。「社員の中から経営者を育てる」ことを目的の一つに掲げ、『コスギ塾』を昨年立ち上げた。「一定の役職以上の中堅メンバー20名を公募し、月に一度、外部講師を招いた勉強会を続け、将来の経営幹部に育てていきたいと考えています」と意図を説明する。
　一方、昨年から県経済はＴＳＭＣ一色に染められた感がある中、同社は小杉竜三取締役を中心とするプロジェクトチームを、「光の森支店」に設け対策に当たっている。「社宅を含め住宅ニーズが非常に高く、供給不足は否めません。当社でも菊陽、大津、合志、熊本市を含め賃貸マンションの「ライズシリーズ」、木造２階建てのメゾネットタイプの賃貸アパート「ステラシリーズ」を合計13棟、３６０世帯分を建築し、需要に応えていきます」と現状を語る。
　昨年、創業40周年を終え、今後は人材教育と労働環境の整備、デジタル基盤の構築、既存事業のさらなる成長基盤確立を目指し、創業50周年に向け邁進していく。