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リバテープ製薬  
 橋爪  淳  (はしづめ じゅん)

  社長
第三工場B棟で橋爪社長(前列中央)と開発本部技術開発部のスタッフ
第三工場B棟で橋爪社長(前列中央)と開発本部技術開発部のスタッフ
プロフィール
佐賀県出身。1961(昭和36)年3月26日生まれ、61歳。福岡大学経済学部卒。潟_イエーで店舗管理・総務人事などを経験し、1993年リバテープ製薬入社。2011年総務部長、12年取締役管理本部長、18年取締役営業本部管掌、20年常務、22年7月社長就任。趣味は音楽、スイミング
消毒用エタノールの新工場が始動
 菊池市七城町の「第三工場B棟」がいよいよ4月に稼働する。経産省のサプライチェーン対策補助事業を受けた新工場だ。有事の際に必要となるエタノール消毒液を中心に、ワクチン接種向けの注射用絆創膏、医療用の大型絆創膏を製造する。橋爪社長は「多くの人が必要とする製品を確かな品質で確実に提供することが当社の使命。地域社会の期待に応え、会社の発展につなげたい」と決意を述べる。現行の3倍となる月産24tの消毒用エタノールを生産する計画で安定供給を図る。
 業績も好調で、2022年3月期決算は売上高51億5千万円で19期連続の増収となり、創業以来初めて50億円を超えた。今期(23年3月期)はさらに売り上げを伸ばし、20
期連続の増収を見込む。
 創業145年を迎える同社は、医薬品や衛生用品の製造で長きに渡り培った技術で、社会のニーズに応える商品を生み出してきた。昨年は新たにマーケティンググループを新設。既存の分野にとらわれず、歯科・スポーツ・ペット業界など未開拓の分野で同社の技術を生かした製品開発を模索中だ。化粧品事業では、ユーザーが好みの質感、香り、ボトルデザインを選べるカスタマイズ化粧品を計画。新規販路開拓と商品開発に取り組み、将来の売り上げの柱を築こうと社員一丸となって邁進していく。
〒861-0136 熊本市北区植木町岩野45 TEL096(272)0631 FAX096(275)1064 http://www.libatape.jp

設立/1955(昭和30)年12月 資本金/1億円 事業内容/医薬品・医療機器・医薬部外品・化粧品の製造販売 
売上高/51億4600万円(22年3月期) 従業員数/約300人 出先ほか/本社・工場(熊本市北区植木町)、熊本第二工場および熊本第三工場A棟・B棟(菊池市七城町)、東京支店(東京都新宿区)、大阪支店(大阪市天王寺区)、熊本営業所(熊本市北区植木町)、商品センター(菊池市七城町)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。