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白鷺電気工業  
 沼田 幸広  (ぬまた ゆきひろ)

  社長
左から沖本明快課長、眞田晃一副長、三村美羽主任、柴田亜莉沙社員、沼田社長、松嶋まゆみ主任、井田賢利主任、東光明室長。天井に取り付けたハイブリッドファンがエアコンの直撃風問題を解決
左から沖本明快課長、眞田晃一副長、三村美羽主任、柴田亜莉沙社員、沼田社長、松嶋まゆみ主任、井田賢利主任、東光明室長。天井に取り付けたハイブリッドファンがエアコンの直撃風問題を解決
プロフィール
熊本市出身、1976(昭和51)年4月20日生まれの46歳、日本大学−同大大学院生産工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了、2001年4月から10年6月まで東海旅客鉄道梶iJR東海)勤務後、10年7月白鷺電気工業鰍ノ社長室長として入社、10年9月上席執行役員、11年9月常務取締役、14年8月に社長に就任、趣味はラグビー観戦
カーボンニュートラル実現に向けエンジン全開
 昨年3月に完成した八代市の2階建て社員寮は「ZEHーM Ready(ゼッチ・マンション レディ)」仕様で、最先端の省エネ集合住宅として注目されている。環境に配慮したこの社員寮には今春の新入社員も入寮予定。そのうち1人はグループ会社に採用予定のナイジェリア出身で国立大学大学院の新卒生。国籍にとらわれず優秀で多様な人材を採用し、社員の個性や能力を最大限に発揮できるダイバーシティも推進。
 環境関連の表彰を多数受賞している同社。沼田社長は「カーボンニュートラルの実現に貢献したい」と意気込む。グループ企業でEVバスを購入し、社内イベントで利用するほか、EVバスの利用促進を図る目的で自治体や企業への貸し出しも行っている。オートリース会社ともタッグを組み、EVを導入する九州圏内の企業に対し、充電器や受電設備の改修工事から運用・保守点検までをワンストップで提供しており、順次拡大している。
 一方、エアコンの吹き出し口に取り付ける「ハイブリッドファン」の販売代理事業を新たに立ち上げた。8枚のファンがエアコンから出る直接風をカットし、柔らかな風を拡散するというこの商品は、取り付けが簡単で電気代も不要。SDGs時代の環境経営に寄与できる商品と位置付け、購入した企業のオフィス環境改善に貢献している。
〒861-8035 熊本市東区御領8-3-38 TEL 096(380)7171 https://www.shirasagidenki.co.jp

創業/1947(昭和22)年2月 資本金/1億円 従業員/124人(1月末現在) 事業内容/電力プラント、情報通信設備サービス、新電気エネルギー、快適電化サポート、省エネルギー省コストサポート、でんでんメンテサービスの各事業 出先/八代支社(八代市宮地町)、福岡支社(福岡市博多区)、京都支社(京都市右京区)、人吉営業所(人吉市)、鹿児島営業所(鹿児島市) 関連企業・団体/しらさぎホールディングス梶A潟tァマックエグレット、しらさぎエナジー梶Aしらさぎファーム梶A大祐電気梶A日本サンライズ梶A且R根電業社、NPO法人しらさぎ
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。