トップ Leaders 熊本のトップ群像 城東運輸倉庫
Leaders 2023熊本のトップ群像

城東運輸倉庫  
 下川 公一郎  (しもかわ こういちろう)

  社長
プロフィール
菊池郡大津町出身、1969(昭和44)年6月13日生まれの53歳。九州学院高校-九州東海大学卒。趣味はゴルフとバスケットボール。(公社)熊本県トラック協会副会長
職場環境改善・環境負荷低減で魅力あるトラック業界に
 ドライバーの高齢化と担い手不足が深刻化しているトラック輸送業界。「輸送の依頼は依然として多いが、荷物を運ぶ人材の採用がまったく追いつかない状況」と業界の窮状を語る下川社長。熊本県トラック協会の副会長も務め、「魅力あるトラック業界を目指すためにも、ドライバーが働きやすい職場環境の整備を進めている」と語る。フレックスタイムは既に導入しており、福利厚生の充実や時間外労働時間の削減、年間休日数の拡充にも取り組む。また、高齢ドライバーが安心して働けるよう、健康面のケアや安全運転への取り組みを強化している。給与面の改善には以前から取り組んでおり、今春も賃金の引き上げを実施する計画だ。
 所有する1万1千uの倉庫は既存の顧客で常に満床状態が続いている。「TSMC進出の影響で新規の問い合わせが増加しているが、地価も建築資材も高騰している状況下で、今後の倉庫展開はニーズを見極めながら慎重に判断したい」と説明する。
 環境経営を推し進める同社は、倉庫屋根上に取り付けた太陽光パネルで年間1・24MWを発電。電気自動車普及のための最重要インフラとされる急速充電器を社屋前の駐車スペースに設置した。最新の環境性能の大型トラックや電動フォークリフトを順次導入しており、物流の環境負荷低減に注力し次の時代へ向かう。
〒869-1217 菊池郡大津町森831-1 TEL096(293)0700 FAX096(293)8676 http://www.jotoh-gp.com
創業/1964(昭和39)年2月 設立/1971(昭和46)年3月 資本金/1,000万円 事業内容/IC関係精密機器輸送、一般貨物輸送(青果物・飼料・肥料・米・ビニール・ダクト他)、電柱および重量濶大品輸送据付、碍子、電機製品輸送、自動車部品輸送、アルコール製品輸送、農業用機械輸送、常温および低温倉庫業、太陽光発電、賃貸ビル・マンション経営(熊本市中央区上通町1棟、同市中央区神水2棟、同市西区島崎1棟) 倉庫面積/約11,000u 関連会社/城東物流システム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。