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潟Rッコファーム  
 松岡義清  (まつおかよしきよ)

  社長
プロフィール
菊池市出身、1976(昭和51)年5月7日生まれ、46歳。大津産業高校(現熊本翔陽高校)卒97年4月同社入社、2011年1月同社社長に就任。趣味はゴルフ、ジム、サウナ
6次産業DXで農産業をイノベーション
熊本県の農業のリーディングカンパニーである潟Rッコファームは、直営農場の「たまご」や地元地域生産者の新鮮な野菜などを販売し、地域の農産業の所得向上に努めてきた。昨今の鳥インフルエンザの状況やHACCPに沿った安全な商品提供のため鶏舎の衛生管理や防疫対策強化の設備を更新。安心・安全な「たまご」を出荷できる体制も強化している。
 3月に開業する新旅客ターミナルビルのイートインスペースに出店。松岡社長は「県外のお客さまにも当社のたまごの良さや価値を知っていただきたい」と語り、空港から「たまご庵物産館」、関連施設で温泉宿泊の「白金の森」という旅行ルート確立を目指していく考えだ。
 現在、DXプロジェクトに注力しており、社内の仕組みや顧客分析データの活用などを改善。今後はAIカメラなどを活用して、物産館で顧客の買い物の流れ、動き、導線などを分析、把握し、顧客サービス機会最大化を目指す。
 松岡社長は「6次化産業を通した農産業のプロデュースにもさらに力を入れていく。DXの推進役として、6次産業に特化した基幹システムを開発し、地域の物販店など全国各地でサービスを展開する事業者の生産性を底上げしていきたい」と地域経済と6次産業の活性化に寄与できるイノベーションを起こす構想を描いている。
〒861-1312 菊池市森北1077 TEL0968(24)0007 FAX0968(24)5056 https://www.cocco-farm.co.jp/
創業/1969年4月 資本金/1千万円 事業内容/養鶏、食品の製造加工販売、農産物の生産販売、物産館、菓子工房、レストラン、パンバームクーヘン
工房C⁺、健康食品の製造、インキュベーションオフィス 従業員数/130人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。