愛和不動産  
 廣田頼史  （ヒロタ　ヨリフミ）

プロフィール

熊本市出身、1976(昭和51)年8月27日生まれの46歳。熊本学園大学商学部卒。建設会社を経て2001年4月�潟xストプランヒロタ入社、05年取締役、09年社長就任。13年�活､和不動産に社名変更。趣味はゴルフ。

合志市、大津町などで宅地造成を展開

創業は１９９１年１２月、家電品販売の�潟xストプランヒロタとして先代の廣田更郎会長が脱サラして起業した。廣田頼史社長は２００１年４月に入社、０９年に社長に就任、１３年から現在の不動産業主体の�活､和不動産に社名変更している。
　不動産物件の買い取り再販が８割、その他、宅地造成販売では。昨年は合志市御代志で１９区画の分譲地を、その他、熊本駅周辺、菊陽町、八代市、北九州市などでも開発実績を築いている。
　「ＴＳＭＣの進出に涌く菊陽町周辺、熊本市中心部及び駅周辺は増勢で価格も上昇。他方、市郊外は動きが鈍く下落傾向に」と不動産の需給は２極化しているという。同社のエリア戦略は、合志市、大津町での宅地造成整備。「集落内開発区域」として６ｍ道路を取り付け農地転用を図っていく。これまで熊本駅周辺で細分化した土地を集約してマンション用地として販売した実績も多く、成長が見込める郊外エリアでの展開を強化している。一方で海外不動産事業も展開。５年前からフィリピンでコンドミニアムを販売、以降、海外物件の仲介も行っている。先月にはＴＳＭＣで熊本に赴任する幹部社員の住宅を熊本で手配、同様に１０件以上の仲介依頼が舞い込んでいる。
　一昨年には熊本駅前に企業主導型保育園を開園、さらに障がい者グループホームの開設も計画するなど、福祉関連事業への展開も睨んでいる。