Leaders 2023熊本のトップ群像

熊本銀行  
 野村俊巳  (のむら としみ)

  頭取
プロフィール
1959(昭和34)年9月30日生れの63歳。熊本市西区河内町出身。九州東海大学(現東海大学九州キャンパス)工学部経営管理学科卒。82年熊本相互銀行(現熊本銀行)入行、2007年花畑支店長、11年執行役員営業推進部長兼市場営業室長、13年4月取締役常務執行役員を経て、19年4月頭取就任。趣味は読書、ウォーキング、ゴルフ
「ゴールベース型営業」で課題解決
 「ウクライナ危機、円安、原油・資材高などで企業への悪影響が及ぶ中、ウイズコロナへとノーマルな社会経済活動が戻りつつあり、TSMC効果で熊本の足元の経済環境は持ち直してきている」。V字、もしくはK字回復する企業に対し同行としては、資金繰り支援と課題解決へ向けた総合的ソリューションの提供が主な使命だという。SDGs、DX、人財、TSMCという今日のトレンドワードに対しFFGとしての機能をフルに活用して行く。特にTSMCに関してはプロジェクトチームを組成、今年度より人員を増員し進出に伴うあらゆるニーズに応えられる体制を整備している。また、周辺地域の住宅ニーズを見据え合志ローンセンターを新築した。菊陽町とも包括連携協定を締結、企業誘致の支援とともに地域産品の販路開拓も担う。3月9日にはFFGが昨年12月に業務提携した中國信託フィナンシャルホールディングと共同で「台湾ビジネスセミナー」を熊本城ホールで開催、産業連携や人的交流の拡大が期待される「台湾」への理解と九州での半導体産業の展開ビジョンを読む。 第7次中経計画では、「持続可能な地域社会の実現に貢献できる銀行」をベースに様々なソリューションメニューを駆使し、お客様と共にゴールを目指す「ゴールベース型営業」を実践している。

〒862-8601 熊本市中央区水前寺6丁目29-20 TEL096(385)1111 https://www.kumamotobank.co.jp
創業・設立/1929(昭和4)年1月  事業内容/銀行業 役員/取締役頭取 野村俊巳、取締役副頭取 田上裕二、取締役常務執行役員 坂本俊宏、一番ケ瀬達吉、北岡信二、榎本圭吾 店舗数/70店舗(うち出張所1店) 従業員/818人(2022年9月30日現在)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。