金剛�梶@�潟Rンゴー測器  
 田中稔彦  （タナカ　トシヒコ）

プロフィール

佐賀県伊万里市出身。63歳。熊本大学工学部
卒。1982年熊本県民テレビ入社、02年報道
部長、08年6月営業局次長として退社。同年8
月金剛�鰍ﾖ、09年4月副社長、同年10月から
社長就任

デジタル企業風土の成果、3次元設計システム

熊本県工業連合会の会長を務める田中社長。「ＴＳＭＣの熊本進出も相成り、デジタル化が急加速、まさに産業革命の最中にあるとも言える」と熊本が劇的に変化していることを肌で感じている。「金剛でも以前からデジタル化へ大きく舵を切り、半導体戦略にも地道に取り組んできた。今後、熊本がシリコンアイランドの中核となり、その流れと共に企業の成長も目指している」と半導体（デジタル）を理解する企業風土を培ってきた。　そのデジタル化の企業風土の中で目覚ましい成果を上げているのがコンゴー測器だ。建設業を中心に従来の紙の図面から３次元データによるＩＣＴ施工技術を活用し「ｉーｃｏｎｓｔｕｃｔｉｏｎ」を推進している。また、調査・測量から設計、検査、維持管理までの建設プロセスにおける生産性の向上を支援している。県内のインフラ整備で今後、繁忙期を迎える地場の建設業界だが、人手不足などの課題を克服する上でもｉーｃｏｎｓｔｕｃ
ｔｉｏｎの導入が大きく貢献することは明らかだ。
　熊本経済界の立志伝中の一人である同グループの創業者・故谷脇源資氏。終戦後、全国から商材をかき集めて熊本の顧客へ提供したことから事業がスタートした。「創業の精神は、今も息づいている。お客様が必要とするもの、必要になるであろうサービスに応えていくのが金剛グループの真骨頂。今こそ、その底力を示す時」とデジタル時代の今、経営の原点を見つめ直す。

創業/昭和22年　資本金/6000万円　事業内容/オフィス、文化施設関連設備の製造・販売　売上高/72億67百万円（2022年9月期）　従業員数/300人　関連会社/�潟Rンゴー測器、�潟Aスカ、�樺J脇ビル、�褐莓ﾆ屋、�潟zテルサンルート熊本、ケーエスエー��