Leaders 2023熊本のトップ群像

大東商事  
 小原  (おはら えいじ)

  社長
プロフィール
大阪市出身、1958(昭和33)年8月12日生まれの64歳。大阪電気通信高校卒。土木会社勤務を経て熊本へ。83年大東商事叶ン立、95年5月代表取締役社長就任。2010年から17年まで熊本県解体業協会理事長。中小企業家同友会会員
「サーキュラーエコノミー」で持続可能な社会の実現へ
 「受け入れた廃棄物は100%リサイクルを目指す」という企業理念で産業廃棄物の処理・リサイクルを行う大東商事。全国で2例目となる最先端のAIによる混合廃棄物自動選別システムを導入するなど廃棄物が複雑に混合した状態でも高品質なリサイクル原料・製品としての安定供給を可能とした。ここ数年でも建設現場での分別・収集・運搬・工程管理の実績をもとに県内の大型プロジェクトでも大手ゼネコンより相次いで廃棄物管理業者としての指名を受けている。 同社が今、最も意識して取り組むのが「サーキュラーエコノミー」(循環型経
済)。これまで経済活動の中で破棄されていた製品や原材料などを「資源」と考え、再利用・リサイクルなどで活用し、資源を循環させる新しい経済システムだ。「つくる責任」と「使う責任」の両面を調整するリサイクルコーディネーターの役割を目指す。また昨年11月には県のブライト企業の認定を受けた。子育て支援手当や男性の育休、社員表彰制度、健康診断後のアフターフォロ
ーなど「安心して、生き生きと、長く働ける会社」を目指し福利厚生の充実にも本腰を入れている。直近では熊本商工会議所と熊本学園大学がタッグを組んだ「熊本SDGs経営実現プロジェクト」に参加企業として選ばれ、同社は「サーキュラーエコノミー」に基づいた持続可能な社会の実現へ寄与する地域貢献企業として着実に歩を進めている。
〒861−5511熊本市北区楠野町453−1 TEL096(245)4800 http://www.edaitou.com/
事業内容/産業廃棄物処理・収集運搬・リサイクル業、総合解体業 設立/昭和58年5月 資本金/2000万円 /従業員数150人 事業所/北部リサイクルセンター、新港リサイクルセンター、戸島リサイクルセンター、八代リサイクルセンター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。