ネイチャー生活倶楽部  
 冨田祐次郎　垂見和子  （トミタ　ユウジロウ　タルミ　カズコ）

プロフィール

たるみ　かずこ
菊池市隈府出身。1956年3月2日生まれ。熊本県立女子大学文学部卒（現熊本県立大学）。1996年8月�潟lイチャー生活倶楽部設立。ビスネット主催、消費生活アドバイザー、「なっとく！企業」認定。趣味は三味線

顧客システムを刷新。独自ネットワークを構築

　「自分たちが抱える��髪・肌・全身の悩み〞、使うモノに抱いてきた��不安や疑問〞を自分たちでどうにかしたい」と立上げたネイチャー生活俱楽部。全国の専門家・開発者と生活者を繋ぎ、原因追究から解決策となるシャンプーや石鹸の開発まで行い、20品目の商品を創作。　「気候変動など地球環境の変化が、髪や肌の悩みを加速させていることをひしひしと実感」。製品づくりをする上で原料はもとより、容器や製造方法など環境に負荷をかけない方法を模索してきた。一昨年からは垂見和子理事長の呼びかけで「熊本の産官学民を繋げＳＤＧｓを推進しよう」と有志メンバーで「くまもと地球会議」を主催した。　活動の基盤となるのは全国約30万名
の生活者ネットワーク。独自の商品だけでなく、アトピー・アレルギーの原因となる「食」を守るため、県内の無農薬農業も支援。阿蘇の棚田米や無農薬茶の他、昨年は天草で生産を開始した天然海水の「釜炊き塩」も会員の販路を使って支援を開始した。　今年1月からは15年ぶりに顧客システムを刷新。よりセキュリティを強化す
るとともに、30年間で蓄積した生活者の生声を活かした活動推進に意気込む。　世界的な物価高や原油価格の高騰で、原料費や配送費用が軒並み値上がりする中、価格適正化への理解や協力が不可欠、「これまで築いてきた会員との信頼関係で乗り切りたい」と同倶楽部。