原田木材��  
 原田実生  （はらだ　　じつお）

プロフィール

熊本市出身、1966（昭和41）年生まれの57歳。九州学院―日本大学農獣医学部卒。88年�潟jコマート入社。スーパーバイザーを経験。89年に父・龍三氏が経営する原田木材�鰍ﾉ入社。主に営業畑を歩み、95年取締役、99年営業部長、2002年専務取締役、05年代表取締役社長就任。㈿熊本ランベックス代表理事、一般社団法人全国木造住宅機械プレカット協会会長

�潟宴塔xックスジャパンに社名変更

　昨年はウクライナ侵攻が勃発し��ウッドショックの第２波が来るぞ″と慌てて大量仕入れを行った業者も多く、コスト高の木材を過剰に抱える状況にある。その中で同社は価格高騰期の仕入れを控え、為替の動きを冷静に見ながら円安による損失を避けて仕入れができたため、取引先にも価格を抑えて卸すことができたという。関東や関西圏にも取引先を拡大、22年６月期決算では過去最高の売上高１５０億円台の大幅増収を記録している。
　業界では今後、木造住宅の改正建築物省エネ法、改正建築基準法への対応が重要になっており、特に「四号特例」の縮小による確認申請時での追加提出書類の増加が予想される為、同社では２０２５年の施工に備えて専門チームを立ち上げ担当部署の人員拡充を図る計画だ。
　熊本出身の俳優・高良健吾が出演するテレビＣＭが話題となっている。原田社長と同じ九州学院高校出身ということで同社のアンバサダーを引き受けてくれた。会社イメージを高め、認知度も上がったようだ。さらにリクルーティング面でのイメージを刷新するため、４月１日付で「�潟宴塔xックスジャパン」に社名を変更する。「今後は営業エリアも拡大し、住宅資材屋として鉄骨造などの建築資材も取扱商品に加えていく」と住宅総合資材会社へと次のステージを睨む。

創業/1937(昭和12)年　設立/1961(昭和３６)年2月　資本金/8000万円　事業内容住宅用木材・建材、住宅用プレカット材の加工・販売　売上高/150億円（2022年6月期）　従業員数/196人（関連会社含む）　出先/福岡事業部、東京事業部、兵庫営業所 鹿児島営業所