学校法人君が淵学園 崇城大学  
 中山峰男  （なかやまみねお）

プロフィール

1947年9月22日生まれの75歳。済々黌高校
ー熊本大学工学部卒。趣味はゴルフ。71年積
水化学工業入社。80年4月に㈻君が淵学園に
入職、97年法人局長、03年㈻君が淵学園理事
に就任。03年12月1日㈻君が淵学園理事長、
崇城大学学長、㈻文徳学園理事長就任

メタバース技術の進展に期待

崇城大学では２０２１年、文部科学省から数理・データサイエンス・ＡＩ教育プログラムのリテラシーレベルを、昨年は応用基礎レベルの認定を熊本県で唯一取得するなど、データサイエンス教育にも力を注いでいる。
　中山峰男学長は「政府の教育未来創造会議は、未来を支える人材を育む大学等の機能強化の一つに、デジタルやAI（人工知能）などの理系分野の高度な人材を増やすことで、わが国の未来を担う人材を育成する、と提言しています。ＡＩやＩｏＴ、ビッグデータの急激な進化により、情報教育の重要性が一層高まると同時に、国内ではデジタル人材の需要が急激に高まり、本学では２０２０年にＩｏＴ・AIセンターを設置しました。今後、教育内容はもちろんのこと、学内のデジタル化、
ＤＸ化に取り組むとともに、デジタル環境を整備したeキャンパスを拡張をしていきたい」と話す。
　eキャンパスとは、大学運営に関わる業務、カリキュラム、学生向け各種サービスをオンライン上で提供するもの。実現に向け特に中山学長が注目しているのが、現実社会の仕組みをデジタル空間に再現できるメタバース技術だ。大学経営に伴う様々な業務の効率化に加え、メタバース空間では物理的な制限がないため、現実には不可能と思える環境で実験や実習が可能になると語った。