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熊本第一信用金庫   
 鴻池 卓児  (こうのいけ たくじ)

  理事長
後列左から 石田誠也理事、原田亨一郎理事、堤裕倫理事、大森幹夫理事、村中研一監事 前列左から 荒尾俊比古常務、鴻池卓児理事長、森本孝会長、渡邉祐一専務、東信治常務
後列左から 石田誠也理事、原田亨一郎理事、堤裕倫理事、大森幹夫理事、村中研一監事 前列左から 荒尾俊比古常務、鴻池卓児理事長、森本孝会長、渡邉祐一専務、東信治常務
プロフィール
熊本市出身、1957(昭和32)年8月28日生まれ、 65歳。東京理科大学理工学部卒。82年入庫、2006年業務企画部長、07年理事本店営業部長、08年同業務推進部担当、10年同審査部担当、14年常務理事、17年専務理事、21年6月理事長就任。趣味はコントラクトブリッジ
時代のニーズとらえた成長戦略を模索
 「キャッシュレス化、ネットバンキングなどの普及により、これまでの店舗業務のあり方を大きく変える時期にきている」と話す熊本第一信用金庫の鴻池卓児理事長。同金庫では昨年9月、店舗内店舗として、尾ノ上支店を帯山支店内に移転するなどの合理化を推進。さらに従来のハイカウンターを無くし、相談ブースやローカウンターを設けるなど、顧客との相談、面談を主とする店舗レイアウトへの変更も視野に今後の店舗デザインを検討したいとしている。
 「これまで店舗が担ってきた、送金や記帳といった事務作業のほとんどがスマホ上で可能になりました。時代の変化に合わせ、店舗設計や運営のあり方も見直す時期に来ていると感じています」。
 地域の金融機関として、地元企業とのより密接な関係づくりにも力を注ぐ同金庫では、中心市街地活性化に向けたグルメ雑誌「くまもと街なかグルメガイド」の発行や、婚活イベント「めぐり逢いパーティー」など、地元に密着した金融機関ならではの地域貢献事業にも積極的に取り組む。
 時代の変化とともに、業界の役割も大きく変わろうとしている中、新たな取り組みにも意欲を見せる同金庫では、起業支援や、地場企業の育成など、取引先との信頼関係を土台にした成長戦略を模索していきたいとしている。
〒860-8681 熊本市中央区花畑町10-29 TEL096(355)6111
創業・設立/1950(昭和25)年8月1日 事業内容/金融業(信用金庫) 出資金/36億円 預金残高/3,139億円 融資残高/1,712億円 役職員数/235名(男164人、女71人) 店舗数/24店舗(令和4年12月末現在) 役員/会長・森本孝 理事長・鴻池卓児 専務理事・渡邉祐一 常務理事・荒尾俊比古、東信治 常勤理事・石田誠也、原田亨一郎、堤裕倫、大森幹夫 常勤監事・村中研一 関連会社/鰍「っしんサービス
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。