トップ Leaders 熊本のトップ群像 特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院
Leaders 2023熊本のトップ群像

特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院  
 上原 昌哉  (うえはらまさや)

  理事長兼院長
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長 後列左から藤本裕三事務長、村上元子専務理事、松田浩治副院長、勇聡副院長
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長 後列左から藤本裕三事務長、村上元子専務理事、松田浩治副院長、勇聡副院長
プロフィール
上原昌哉院長/1957年12月28日生まれ。1987年に熊本大学医学部を卒業後、熊本大学医学部代謝内科助手、熊本市医師会熊本地域医療センター代謝内科医長を経て、2004年4月、くまもと成仁病院院長に就任。現在に至る。日本糖尿病学会認定医、日本内科学会認定内科医、日本内分泌学会内分泌代謝内科専門医、認定産業医、健康スポーツ認定医、介護支援専門員
雇用環境の整備と一層の医療サービスの充実図る
原材料価格の高騰による相次ぐ物価高の中、くまもと成仁病院(熊本市東区戸島2丁目、上原昌哉理事長兼院長)では次年度から、全職員を対象に、物価上昇分に見合う約5%の賃上げを決めた。近い将来、医療・介護業界の深刻な人手不足が懸念されることから、医師、医療・介護スタッフの確保に向け、福利厚生、雇用環境整備に力を注ぐとしている。
 上原昌哉理事長は「現場の人手不足に対応するため、運営する介護施設で今年6月から、外国人技能実習生の受け入れを始めました。技能実習制度に関わる法律や規則について正しく理解し、生活環境や仕事上での日本人スタッフとのコミュニケーションの問題など、受け入れ側の環境を整え、安定的な人材確保を図っていきたい」と話す。 一方医療サービスの向上に向け、同病院では内視鏡検査の専門医を新たに1人採用した。従来のバリウムによる透視から内視鏡検査による胃・大腸検査が主流になりつつあることによるもので、今後は3人体制で検査にあたる。
 「健康診断で胃・大腸検査を受診される方の多くが、内視鏡検査を希望されます。専門医の増員に加え、今後は検査をスムーズに実施するためのサポートスタッフの教育にも力を入れ、円滑な診断業務の実現と、一層の医療サービスの向上を目指す」と語った。
〒861-8041 熊本市東区戸島2-3-15 TEL096(380)7011 https://seijin-kumamoto.or.jp/
設立/昭和52年3月 職員/470人 診療科目/内科、糖尿病内科、代謝内科、内分泌内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、整形リハビリテーショ
ン科、脳神経リハビリテーション科、脳神経内科、放射線科、歯科 ベッド数/180床 一般病棟37床、回復期リハビリ病棟50床、医療療養病棟93床 
関連事業/介護医療院42床、介護老人保健施設平成唯仁館・居宅部門(訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、居宅介護支援事業所)、熊本市東3地域
包括支援センターささえりあ託麻)、益城町東部圏域包括支援センター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2023年2月28日発行分)の掲載内容です。