�潟Pイワード九州  
 竹中 行康  （たけなか　ゆきやす）

プロフィール

熊本市出身、1967（昭和42）年12月10日生まれの56歳。東海大学政治経済学部経営学科卒。92年�潟Pイワード九州入社後、鹿児島センターへ配属。2007年流通団地支店長、13年6月専務取締役、21年6月より現職。趣味はゴルフとウォーキング

働く環境整備と社員の成長に挑戦

　家電業界がコロナ特需の反動減や暖冬により苦戦するなか、家電総合卸の�潟Pイワード九州は来期に向けて、新たな組織づくりに取り組んでいく。
　竹中行康社長の写真背景に見えるのは、2019年７月に九州の西側の拠点として新築開設した同社の長崎営業所（諫早市）。長崎では初の木造建築構法（ATAハイブリッド構法）を用いて、開放感ある倉庫スペースを実現。事務所スペースは、木の温もりと涼しさを生かした空間が広がる。竹中社長は「過ごしやすく、働きやすい職場環境にしたいと思い、この構造にたどり着いた」と話す。
　同社ではハード面だけではなく、ソフト面においても働く環境整備に力を注ぐ。47期に入る今年3月からは、販売店では珍しい、完全週休2日制を導入し、これまでの隔週土曜日の営業体制を一新する。これに伴い働き方改革、業務の効率化を推進していく。
　「リクルート面で強化を図っていくとともに、社員の成長を促していきたい」と組織強化を狙う竹中社長。企業内研修に関しても、来期からは、幹部候補社員だけに限らず、全社員が入社以降も定期的に研修制度を利用でき、複数のプログラムの中から社員自らが希望の研修を選択して受講できるスキルアップの機会を拡充していく。
　同社は、新たな決断で、時代に合った未来の組織づくりにチャレンジしていく。