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 藤本 祐二  （ふじもと　ゆうじ）

プロフィール

玉名市出身。1959（昭和34）年12月19日生まれ、64歳。玉名高校―熊本商科大学（現：熊本学園大学）商学部卒。税理士事務所、会計事務所に勤務後、九州測量専門学校測量科に入学。90年入社、99年取締役を経て、2001年から現職。09年（一社）熊本県測量設計コンサルタンツ協会長に就任。14年から全測連九州地区協議会長、16年から全国測量設計業協会連合会副会長を勤める。趣味はゴルフ

創業60周年、測量・設計で災害復旧に尽力

　創業60周年を機に、昨年４月１日付で�蒲L明測量開発社から現社名に変更した。藤本社長は「60年の長い歴史の中でも熊本地震の災害対応は一番記憶に残っている。被災した河川や道路の測量・設計を行う我々の仕事は、地域の早期復旧に欠かせないと実感した」と振り返る。令和２年７月豪雨では人が立ち入れない被災地でドローンを飛ばし測量を行い、復旧作業に尽力した。県外からの支援要請にも応える同社は昨年４月、大阪に関西支社を設立。「九州外の地域でも、頻発化する自然災害へ早急に対応できる体制を整えた。現在は、昨年の豪雨で被害を受けた和歌山の復旧作業を請け負っている」と話す。
　九州測量専門学校（熊本市北区龍田）の副理事長も務める藤本社長は、同校への外国人入校を進め学生を確保するなど、担い手不足が課題となっている測量・設計業界の人材確保に貢献している。ダイバーシティ経営にも力を入れる同社にはネパール国籍の社員３人が勤務しており、２月からはバングラディシュ国籍の社員２人が加わった。ネパールで行われるＪＩＣＡ主体の仕事を請け負うなど海外事業も展開する。
　「今年は��より高く、より広く〞をテーマに事業活動を行っていく。技術力をより高め、九州内外の広範囲で測量・設計を通じ、各地域のお役に立ちたい」と藤本社長は力強く語った。