��ニュースカイホテル  
 中村　比呂志  （なかむらひろし）

プロフィール

東京都出身、1962（昭和37年）1月23日生まれ、62歳。埼玉大学経済学研究科修士課程修了。メーカーや不動産マンションディベロッパーなどを経て2005年に�潟Gフ・イー・ティーシステム設立。2014年6月に�潟jュースカイホテル代表取締役会長に就任

地域再生につながる新たなホテル事業を目指して

　「ブランディング戦略を強化し、ホテル内装のリニューアルなどラグジュアリー化を図るとともに、客室数を増やし、相乗効果で強固で安定した収益体制を構築していきたい」と話すのはＡＮＡクラウンプラザホテル熊本ニュースカイを運営する�潟jュースカイホテルの中村比呂志代表取締役会長。
　インバウンドが回復し、業績改善が進む中、同ホテルを含めたセレクトホテルズグループ全体では今期売上高135億円の着地を見込んでいる。九州では現在、熊本の同ホテルに加え、セレクトロイヤル八代、長崎のホテルニ ュー長崎、鳥栖のホテルビアントス、久留米のザ・セレクトン久留米の5店舗を展開し、来年春頃のオープンを目指し、久留米に6店舗目を着工した。グループの代表も務める中村会長は「熊本でも店舗を増やし、2028年までに九州全域で8店舗体制を計画中。その旗艦ホテルとしてニュースカイホテルの役割は重要」と今後の事業展開について語る。20年先も見据えた中長期的ビジョンを基に、可視化できる企業経営に取り組み、2033年までに全国で70店舗のホテル運営や、飲食店の多店舗展開を目標に成長を続けていく。
　ニュースカイホテルは、熊本駅周辺と中心市街地の中間に位置する閑静な立地条件を生かし、ホテル内レストランの充実や、ビジネス見本市などのイベント会場としてもホテルの活用を広げ、地域再生につながる新たな事業モデルの構築に力を入れていく。