くまさんグループ　 熊本酸素��  
 社長  （白瀬嗣久）

プロフィール

熊本市出身、1959（昭和34）年生まれの64歳。熊本高校−日本大学商学部卒。83年江藤酸素�鞄�社、86年熊本酸素�鞄�社・総務部長、96年常務2003年専務、06年副社長、09年くまさんメディクス社長、20年12月熊本酸素・熊本医療ガス・くまさんガス産業社長。現在はグループ5社の社長を務める。趣味は読書

さらなる成長期して新事業や設備投資図る

　熊本酸素�梶A�鰍ｭまさんメディクス、熊本医療ガス�梶Aくまさんガス産業�梶A�潟Gムアイティで構成する「くまさんグループ」。
　熊本酸素では半導体関連の需要増に伴って機器部門とガス部門が伸びているほか、産業用ロボットを使った効率化・省力化の営業が功奏。ＴＳＭＣ熊本工場からも受注するなど好調を維持している。新事業として沖縄県でフロンガスの再生事業を行う子会社「くまさん沖縄」の設立準備を進めており、環境問題やコスト削減への貢献を図る。
　くまさんメディクスでは物流機能も備えた第２合志工場が１月に完成。くまさんグループ全体では18拠点29工場体制となった。10月には平川第２工場の増設工事が完了予定で、菊池でも工場用地を取得するなど生産体制の増強を進めている。ベトナム人技能実習生の受け入れも近く再開予定となっている。
　熊本医療ガスで取り扱う陰圧装置をはじめ感染を制御する設備・機器も引き続きニーズが高く、グループ連携により隣県での受注につながるなど奮闘している。
　くまさんガス産業では、建築部を設立。新築リフォームの受注が増加している。
白瀬社長は「前期はグループ売上４９１億５６００万円と５００億円に肉薄できた。社員の能動的なアイデアが新規獲得や新事業につながったケースが続いており、躍進の原動力になっている。これからもグループ・社員一丸となってお客さまと成長していきたい」と抱負を語る。