��増永組  
 鷹尾 雄二  （たかお　ゆうじ）

プロフィール

熊本市出身。1953（昭和28）年5月3日生まれ、70歳。熊本高校‐中央大学法学部卒。78年熊本県庁入庁。07年土木部監理課長、10年土木部次長、13年人事委員会事務局長。14年3月県庁を退職し、同年4月（公財）熊本県農業公社理事長。18年3月理事長を退任し、同年5月、増永組に常勤顧問として入社、同年11月から現職。趣味はゴルフ

次代を担う人材を育て未来へつなぐ

　大正10年に創業し、熊本の歴史と文化を建設の分野から１世紀以上にわたり支えてきた�椛揄i組。昨年３月、コロナ禍により２年遅れで開催となった創業１００周年感謝の集いで、鷹尾社長は「皆さまと積み重ね築いてきた信頼を基礎に、今後も、ものづくりにまい進したい」と関係者に感謝の意を述べた。
　近年は組織の若返りを目指し、人材確保と育成に注力。毎年高校・大学等の新卒者２〜３人を技術者として採用しており、今春は３人が入社予定。育成に関しては資格取得に必要な助成制度を設けるほか、習得すべき業務目標を明示し、達成度や評価などを本人にフィードバックする業務習得状況の「見える化」を図ることで若手社員のモチベーション向上にも取り組んでいる。早期から完全週休２日制導入や有給休暇取得促進など社員が働きやすい環境へ整備を進めており、近年Ｗｅｂ会議導入やタブレット・携帯の配布などＤＸ化による業務効率化と労働時間削減に取り組む。外部評価も高く２０２１年に県から熊本県ブライト企業に認定、２３年に熊本労働局から「ベストプラクティス企業」に選定された。さらに同年熊本県ＳＤＧｓ登録企業の認定も受け、会社を上げて持続可能な社会実現にも努めている。
　鷹尾社長は新入・若手社員に対し「次代を担う人材に是非とも育ってもらいたい」と激励の言葉をかけた

創業/1921（大正10）年10月　設立/1929（昭和4）年2月　資本金/1億8千万円　事業内容/建築・土木・舗装工事　売上高/40億円　従業員数/42人　出先/福岡支店（福岡市博多区博多駅南2-10-6） 建設部門の主な施工実績/熊本刑務所職員宿舎新営工事、田底小学校体育館長寿命化工事、レイメイ藤井熊本本店新社屋新築工事、熊日広告社新社屋新築工事、カローラ熊本八代店改築工事、桜十字くまなん検診センター新築工事、テラシステム第二工場新築工事、花園上熊本線道路改良工事、黒川第一発電所総合更新工事（土木工事）