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 受島 和広  （うけしまかずひろ）

上場企業グループに参画、九州エリアの急先鋒

　「お客さまのライフプランに合わせ、コンサルをしながら住まいの手助けをする。これが当社の販売スタンスです」―
　資産形成の観点から、優良な場所に不動産を持つことの重要性を説く受島和広社長は、利便性の高い商品の開発に専心。大通りから一歩入った出入りしやすい場所、徒歩圏内に小学校がある立地などといった指標に合致する用地の確保に注力する。熊本市内を中心に宮崎・鹿児島・長崎市へと事業エリアを広げ、昨年末時点で分譲マンション20棟を建設。総戸数１２７１戸全戸完売の実績を築き、総合不動産業における確実な地歩を占めるまでになった。「次なる経営の柱として、賃貸マンション事業にも尽力したい」。２月には、熊本市中央区に賃貸マンションが完成。賃貸需要の高まりを受け、新たな商品供給にも意欲を示す。
　２０２２年12月、新築マンション分譲事業の�潟tージャースコーポレーション（東京都）に株式を譲渡し、東証プライム市場上場・�潟tージャースホールディングスのグループに参画。「信用力がさらに強化された。『レクシアシティ』と冠した総戸数１００戸超の商品も臆することなく開発していく」とし、ランドマークとなるような大型物件の建設も視野に、マーケティング活動を強力に推進する。
　用地仕入れ業務を「マンション事業の核」と位置付け、専任スタッフを増員した。九州圏内におけるマンション事業拡大の急先鋒に立ち、物件供給をさらに加速させる構えだ。