�叶A木青果市場  
 渡辺 美佐子  （わたな べみさこ）

プロフィール

熊本市植木町出身。1952（昭和27）年生まれ。会社勤務などを経て、2005（平成17）年専務として同社入社、09（平成21）年副社長、11（平成23）年1月社長に就任。14（平成26）年4月関連会社の�潟nートベジフル設立、社長兼任。書道師範

東京都大田市場の買参権を取得し、新ステージへ

　今年のスローガンに「初志貫徹」と「底力発揮」を掲げる�叶A木青果市場。昨年12月25日に日本最大級の東京都中央卸市場・大田市場の買参権を取得し、営業所を開設した。
　「栽（作）る人の気持ちを食べる人に伝える仲介者としての役割を担いたい」という信念からも物流・運送業界の「2024年問題」に備え、農産品の安定した流通に万全を期す。「食は命。これからも農業生産者の元気を支えていきたい」と東京の拠点を生かした展開について渡辺社長は思いを述べる。
　経営理念のお役立ち精神 「作り手善し、買い手善し、売り手善し、社会善し、心一つ」を根底に、着実に前進する同社。来年の創業55年に向けて、業界にも精通した取締役2人と社長付アドバイザーを起用し、営業力強化を狙った新たな組織づくりに取り組んでいる。渡辺社長は「新しい風が入り、従来のカラーと混じり合い、植木青果市場にきらりと光り輝く新たな風が吹き始めている」と新たなステージに向けて期待を込める。また、今後は自社ブランドの野菜「宝りんシリーズ」の強化や、関連会社�潟nートベジフルの動きも活発になっていく。
　創業者の故・渡辺清晴会長が遺した「強くなれ、ぶれるな、お前なら出来る」という言葉を胸に、渡辺社長は何事も前向きに時代の流れに沿ってリーダーシップを発揮する。