Leaders 2024熊本のトップ群像

TAKASUGI  
 平島 孝典  (ひらしま たかのり)

  社長
流通団地の本社で社員と。前列中央が平島社長
流通団地の本社で社員と。前列中央が平島社長
プロフィール
福岡県久留米市出身。1950(昭和25)年1月23日生まれ、74歳。79年TAKASUGIの前身である高杉開発久留米支店入社。82年佐賀営業所長、89年常務取締役熊本支店長。98年、同支店の分離独立で熊本タカスギ設立に合わせ社長就任。趣味はゴルフ、読書
人材力高め、事業拡大へ体制強化
 「今年は5〜10年後の会社を支える優秀な人材の確保と育成に一層尽力し、事業拡大への体制を強化していく」。平島社長は明確なビジョンを定める。
 分譲住宅で県下トップシェアを持つ同社。今年は熊本市内各地と同市近郊で20戸前後をそろえ、分譲地販売に注力する。商品戦略では、県内唯一の免震・液状化対策ができる「スーパージオ工法」を全棟標準にしており、全国で相次いで発生している大地震から家と家族を守れる家づくりに力を入れていく。その他、シロアリや腐れに強い「緑の柱」、60年張り替え不要の高性能外壁材「パワーボード」に加え、県内最上級の土地・建物に対する保証をさらに充実させるという。平島社長は「各地で災害が相次ぐ中、弊社独自のサービスを通じて住宅の高性能化を図り、同業他社との差別化につなげていきたい」と意気込む。人材面では営業職を中心に毎年10〜15人の新卒採用を継続。今年2〜3月には中途採用で10人を確保し、組織力を強化する。また、中堅幹部社員を対象に外部講師を招いた「次世代リーダー研修」も毎月開いており、人材力のアップを図っている。
 「物価高による住宅販売価格の上昇で消費者の買い控えが続き、昨年も大変厳しい1年だった。今年は内部体制をしっかり固めながら攻める°N点の年にしたい」。平島社長は2年後の年商100億円突破、その先にある新たな拠点展開も視野に入れ、力強く結んだ。
〒862-0967 熊本市南区流通団地1-42-1 TEL096(214)3771 FAX096(370)7311 https://www.takasugi.co.jp
設立/1998(平成10)年 資本金/3千万円 事業内容/宅地建物取引業、住宅販売、建築工事業、建築士事務所、リフォーム業 従業員/148人
出先/注文住宅事業部(熊本市南区流通団地1-42-1)、久留米支店(久留米市東櫛原町608-1)、佐賀営業所(佐賀市兵庫北6-11-35)、セルコホーム熊本中央(熊本市南区流通団地1-42-1) 売上高/62億円
※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。