Leaders 2024熊本のトップ群像

叶ッ山商店  
 星山 一憲  (ほしやま かずのり)

  社長
栄工業団地内にあるリサイクル拠点「栄工場」でスタッフと。前列左から5人目が星山社長
栄工業団地内にあるリサイクル拠点「栄工場」でスタッフと。前列左から5人目が星山社長
プロフィール
熊本市出身。1970年8月4日生まれ、53歳。東海第二高校卒。2009年星山商店社長。(一社)熊本県産業資源循環協会理事兼城北支部長、(一社)日本鉄リサイクル工業会九州支部副支部長、(一社)熊本県解体工事業協会副理事長、合志市企業等連絡協議会長、栄工業団地協同組
合理事長など公職多数。趣味はバイクツーリングとゴルフ
安全衛生管理へ注力する1年に
 九州を代表するリサイクル企業として創業53年を迎える叶ッ山商店。
 「今年は安全衛生管理に力を入れる1年にしたい。いわゆるヒヤリハット〞が積み重なっているうちに、労働災害や物損事故が起こってしまう。基本的な安全活動を地道に行うことが何よりも重要だ」。星山社長は力強く語る。同社では工場内の安全パトロール、朝礼・昼礼時の危険予知、車両停止時の歯止めなどに日々徹底して取り組んでいる。「労働災害や物損事故が起こった際、起こした本人の責任にせず、チームや部署の全員でその原因を追及し、再発防止につなげていく体制を築くことも必要」と話す。
 外部研修機関の活用や時間外労働の削減など、働きやすい環境の整備を通じた安全な職場づくりも進めている。その一環としてこのほど、県北に約4500uの用地を取得、今期の稼働をめどにスクラップの集荷場を整備する。星山社長は「社内の物流効率化はもちろん、県北地域から既設の工場までお持ち込みいただいていたお客さまの効率化にもつながれば」と展望を示す。
 熊本のみならず、地方企業が慢性的な人材不足に陥る中、新卒・中途の採用活動や継続した「人への投資」に重点的に取り組んでいる星山商店。今後も豊かな人材と確かな技術でリサイクル業界を牽引する企業グループであり続ける。
〒861-8001 熊本市北区武蔵ヶ丘9丁目5番76号 TEL096(338)6421 FAX096(338)6494 https://hoshiyama-group.co.jp
創業/1971(昭和46)年 設立/1980(昭和55)年 資本金/9千万円 事業内容/鉄・非鉄スクラップ加工、自動車リサイクル、建造物解体工事、産業廃棄物処理、一般廃棄物処理など グループ売上高/271億円 グループ従業員数/385人 事業所など/解体事業部、ELV事業部、栄工場、甲佐工場、竹迫工場、合志工場 グループ会社/潟zシヤマ(宮崎県小林市)、竃セ星、トラックテック ホシヤマほか
※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。