Leaders 2024熊本のトップ群像

椛蝠泄ィ流  
 木村 嘉宏  (きむら よしひろ)

  社長
大福物流グループの役員と大福ロジスティクスの選手。中列左から3人目が平川英四郎・サンエックス社長、4人目が木村 寿孝・大福物流取締役、5人目が木村社長、6人目が土持公太郎・大福物流副社長、7人目が榎本正孝・大福物流取締役
大福物流グループの役員と大福ロジスティクスの選手。中列左から3人目が平川英四郎・サンエックス社長、4人目が木村 寿孝・大福物流取締役、5人目が木村社長、6人目が土持公太郎・大福物流副社長、7人目が榎本正孝・大福物流取締役
プロフィール
熊本市出身。1960(昭和35)年1月7日生まれ、64歳。九州学院高校卒。82年親会社である竃リ村(熊本市)入社し98年専務、2016年副社長。大福物流では専務、副社長を経て20年5月から現職。大福ロジスティクスのゼネラルマネージャー兼部長
4温度帯のプロとして九州の物流を支える
 食品物流に特化した4温度帯のプロとして九州一円に拠点を持ち、顧客へ最適なサービスを提供している同社。昨年は荷主からの需要増を受け、御船営業所の隣接地に新たな冷凍冷蔵倉庫が完成、南九州における冷凍冷蔵の物流拠点としてフル稼働が続く。今秋には福岡インター近くでラサール不動産投資顧問鰍站纉dグループと共同開発している福岡最大級の物流センター「ロジポート福岡粕屋」が完成する。同社は3階建てセンターの1階部分を賃借し、同社取引先を中心に常温温度帯で運営する考えだ。「事業の重点エリアである福岡で企業の認知度を高めながら一層のシェア拡大に努める」。木村社長はこう戦略を語る。
 物流業界は燃料費高騰や「物流の2024年問題」への対応といった厳しい環境にあるが、「継続した待遇改善による人材確保や働き方改革を推進し、逆風下の時代を乗り切りたい」とする。雇用確保の一環として発足5年目を迎える社会人野球チーム「大福ロジスティクス」は昨年4月、(公財)日本野球連盟(JABA)が主催する大会に初出場。関東や関西の強豪チームが名を連ねる中、好成績を収めた。「都市対抗・日本選手権の予選を勝ち抜き、全国大会出場を目指す」と当面の目標を定める。
 創業34年、九州の物流を支え続ける同社の魅力ある会社づくりに向けた挑戦は着々と進む。
〒861-3243 上益城郡甲佐町白旗1900-1 TEL096(234)5211 FAX096(234)5212 http://www.pd-daifuku.co.jp/
創業・設立/1990(平成2)年8月 資本金/8千万円 グループ従業員/1443人(パート含む) 事業内容/一般貨物自動車運送業、倉庫業 グループ売上高/83億円(2024年4月期見込み) 出先/甲佐営業所、熊本流通団地営業所、福岡久山営業所、福岡CVSセンター、戸原営業所、長崎営業所、大分営業所、南九州営業所(宮崎事業所)、南九州営業所(鹿児島事業所)、御船営業所、菊陽営業所、原水事業所、粕屋営業所、福岡北営業所、戸島営業所、白岩営業所 グループ会社/潟Tンエックス、兜ィ流春日、江富運輸梶A大福ロジスティクス
※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。