トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本信用金庫
Leaders 2024熊本のトップ群像

熊本信用金庫  
 井星 伸一  (いぼし しんいち)

  理事長
前列左から品川良照会長 井星伸一理事長 橋本雅彦専務理事 後列左から吉弘健二常勤理事、真子秀樹常務理事、吉村敏幸常務理事、Mア宏紀常勤理事、桑原昭彦常勤監事
前列左から品川良照会長 井星伸一理事長 橋本雅彦専務理事 後列左から吉弘健二常勤理事、真子秀樹常務理事、吉村敏幸常務理事、Mア宏紀常勤理事、桑原昭彦常勤監事
プロフィール
熊本市出身。1957(昭和32)年11月18日生まれ、66歳。県立濟々黌高校-慶應義塾大学経済学部卒。80(昭和55)年4月入庫、2009(平成21)年6月本店営業部長、11月業務推進部長、同年10月融資審査部長、12年6月常勤理事融資審査部長、16年6月常務理事融資部長、18年3月同事務部長、20(令和2)年6月理事長就任。趣味は読書、海外旅行
伴走型支援で経営課題解決に注力
 物価やエネルギー価格の高騰、深刻な人手不足など中小企業、小規模事業者を取り巻く環境は厳しい状況にある。多様化する企業の経営課題を解決するため、熊本信用金庫は資金繰り支援、本業支援、経営改善支援の強化に取り組む。
 熊本県信用保証協会と連携する「経営改善支援ネットワーク」もその1つ。中小企業、小規模事業者に対し、早い段階で経営改善、事業再生、事業転換支援などを一体的かつ包括的に推進している。資金繰り支援では同金庫独自の融資商品「くましんコロナ対策おうえん資金」や伴走支援特別保証の提案、事業者の財務体質の強化を目指す「資本性劣後ローン」の活用に取り組んでいる。
 本業支援では、よろず支援拠点出張経営相談会の実施やクラウドファンディングの利用提案など、売り上げや販路の拡大といった新たな挑戦を中小企業に推進している。
 23年8月に創立100周年を迎えた同金庫。熊本市への福祉車両の寄付や「100周年記念定期預金」の取り扱い開始など、地域への恩返しを形にしてきた。オリジナルマスコットキャラクター「バーリー&モーリー」も誕生し、預金通帳、預金証書などのデザインも一新している。
 井星理事長は「今後も伴走型支援活動を通じ、地域の発展に寄与していく」と話した。

860-0808  熊本市中央区手取本町2-1 TEL0963262211 FAX096(322)7219

創業/1923(大正12)年8月 業務内容/信用金庫業務 出資金/10億円 預金残高1840億円 貸出金残高/1073億円、役職員数/190人(2312月末現在)、役員/会長・品川良照 理事長・井星伸一 専務理事・橋本雅彦 常務理事・吉村敏幸、真子秀樹 常勤理事・Mア宏紀、吉弘健二 常勤監事・桑原昭彦 非常勤理事・吉村浩平、中村吉宏 非常勤監事・椿喜久雄

※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。