司法書士法人 小屋松事務所  
 小屋松 俊太  （こやまつ しゅんた）

プロフィール

熊本市出身。１９８３（昭和58）年3月10日生まれ、40歳。真和高校-早稲田大学法学部卒。神奈川県の司法書士法人勤務を経て、２０１３年小屋松事務所に入所、19年副所長、21年所長。一般社団法人家族信託普及協会会員。趣味はテニス、中学生からジャンプを買い続ける愛読家（SDGsのため電子版に切り替えて購読）

社員の質向上図り、多様化する相談に対応

　生前対策、相続、遺言に関するニーズの多様化や２０２４年４月に始まる相続登記の義務化など、司法書士を取り巻く環境は変化している。小屋松事務所はこうした時世を見極め、セミナーや相談会を通した情報発信、社員のコンサルティング力を強化する組織作りに注力している。
　相続登記の義務化について周知を図るため、23年５月に開始した出張相談会は同年度中に７回実施。宇土市や合志市など熊本市外にも赴き、相談者に寄り添った支援を行っている。「遠方に住む方にも相談しやすい環境づくりが必要。今後、他業種の方々とも連携し、相続・生前対策で悩んでいる方を１人でも多く減らしたい」と小屋松所長は思いを語る。
　社員一人ひとりのコンサルティング力強化に向けては登記部門、相続部門の垣根を超えた委員会を開設し、定期的に情報共有やアイデアを出し合っているほか、１つの案件を複数人で担当する体制をつくり、経験値の蓄積を図る。キャリアアップ支援も充実させ、資格取得の資金援助や研修受講にあたっての振替休日の取得を可能した。
　「同事務所ではチャレンジ精神を持って新しいことに取り組む風土が根付いている。引き続き、県全域の相談者に対応できるよう、相談者に寄り添った支援を考えていきたい」と小屋松所長は意気込んだ。