飯塚電機工業��  
 松尾 修一  （まつお しゅういち）

プロフィール

熊本市出身。１９７３（昭和48）年11月22日生まれ、50歳。熊本学園大学商学部卒。２０００年入社、04年社長就任。23年６月一般社団法人熊本県電設業協会会長。趣味はゴルフ

技術磨き生活インフラ支えるプロ集団

　電気、空調・管、機械器具など、総合設備の設計、施工、メンテナンスを手掛ける飯塚電機工業�梶B73年の歴史で培った技術と経験を礎に、トータルエンジニアリング企業として人々の生活を支えている。
　今年３月20日にリニューアルオープンする「御所浦恐竜の島博物館」では天草市から機械設備工事を受注し、空調換気・給排水衛生の工事を手掛けた。また、ＴＳＭＣの工場建設では、同社含む３社ＪＶ（共同企業体）で管理棟の一部の電気設備工事に携わった。約３億円規模となる水俣市立総合体育館大アリーナの空調等設備設置工事も進行中で３月29日の完成を目指す。社員の技術力向上にも余念がなく、資格取得推奨制度や先輩社員による実技指導を充実させている。第53回電気工事技能競技大会（県大会）では社員が優勝し、全国大会への出場を決めた。
　コロナ禍により延期した70周年記念行事も実現し、熊本県立劇場で全社員による社歌を斉唱。「企業版ふるさと納税」を活用した寄付金贈呈や「ひぎんＳＤＧｓ私募債」の発行による熊本信愛女学院への備品贈呈など、地域貢献にも力を入れた。
　松尾社長は「安定した生活インフラの維持向上が当社の使命であり社会貢献。技術を持つプロ集団として全社員一丸となってその使命を果たしていきたい」と思いを語った。