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潟Gヴォルト  
 尾形 直樹  (おがた なおき)

  社長
プロフィール
1979(昭和54)年11月5日生まれ、44歳。愛知、静岡、熊本で液晶・業務用カメラ・プロジェクターなどの電子機器や自動車部品・半導体製造装置の生産現場でマネジメントを経験し、2019年にエヴォルトを創業。20年に法人化し社長に就任。MIKI-500の会員。熊本の発展のため異業種交流会「一期一会」の会員として尽力している。趣味はランニングとお酒をたのしむこと
益城町田原に本社工場を開設
 潟Gヴォルトは半導体ビルダー向けの塗布装置・洗浄装置の組立・検査や、産業用製造装置などの受託業務で事業を拡大させている。今年2月、益城町田原にあるテクノリサーチパーク内のテクノインキュベーションセンターに本社工場を開設した。床面積600uの本社工場では、EV用設備の製造組立などの新たな受託製造業務や、大学との協同連携の開発案件に取り組むほか、同社も参画している生産連携・共同受注グループ「MIKIー500」(県内24社で構成)に関わる生産業務も行う計画。同工場では50人程度が従事予定で、4月からの稼働を目指す。工場開設に合わせ、本社オフィスを最寄りに移転し、利便性も向上させた。
 並行して進めるのは新工場の建設計画だ。5千〜6千坪程度の敷地にクリーンルームを備えた生産工場を計画。農業体験施設やレストラン、ショップを併設するなど、地域の方や小さな子どもたちなど家族連れも集えるような、単なる生産拠点ではない、新たな工場の在り方を尾形社長は思い描く。
 「製造業にとどまらず、スマート大規模農業への参入も視野に入れ、ものづくりを軸に事業の多角化を図る」と尾形社長は語る。創業時からの「すべての人を1番輝ける場所へ」という思いのもと、ワークライフバランスの充実に取り組み、柔軟な働き方を推進。今春は新卒10人が入社予定で、全拠点230人体制を目標に成長を続ける。

[本社]〒861-2202 上益城郡益城町田原2071-1 TEL 0963000105 FAX 0962941151

 創業/2019(令和元)年11月 設立/2020(令和2)年10月 事業内容/半導体製造装置・自動機省力化機器・産業用製造装置・ハーネスの製造受託

従業員数/180人(パート含む) 本社工場/上益城郡益城町田原2020 拠点/合志、植木、大津、菊池 関連会社/潟Gクシリア(人材派遣業) 福利厚生施設/カジュアルバー「Unite(ユナイト)」 (菊池郡菊陽町津久礼2205-2 テラストン103

※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。