リバテープ製薬��  
 橋爪 　淳  （はしづめ　じゅん）

プロフィール

佐賀県出身。1961（昭和36）年3月26日生まれ、62歳。福岡大学経済学部卒。�潟_イエーで店舗管理・総務人事などを経験し、1993年リバテープ製薬入社。2011年総務部長、12年取締役管理本部長、18年取締役営業本部管掌、20年常務、22年7月社長就任。趣味は音楽、スイミング

新事業のカスタマイズ化粧品「iEL」始動

　絆創膏をはじめ、注射絆や止血絆、消毒剤、スキンケア商品の分野にも事業領域を拡大しているリバテープ製薬。
　昨年は新事業としてカスタマイズ化粧水ブランド「�@ＥＬ（アイエル）」を立ち上げた。コンセプトは「美しさの概念を自分の手でつくる」。ユーザーは、オンラインの診断ページで、今の気分やなりたいイメージを色に例えて選択し、カラー診断の結果で、ボトルのラベルデザインが変化。ベースとなる化粧水に、自分の肌に合った保湿成分や好みの香りを追加することで、肌の状態に合わせたオリジナルレシピとラベルが完成する世界にひとつだけの化粧水。先行販売した同社初クラウドファンディングのマクアケでは目標金額を３５３％と大きく上回り達成。通販サイトで一般発売も開始し、今の時代に相応しいオンリーワン化粧水で、顧客の多様なニーズに応えていく。
　昨年は創業１４５年を迎え、会社の魅力や取り組みを広めようと広報企画課を設置。10年振りに社員旅行も実施した。さらに、部署や世代を超えた25人の社員でＳＮＳのチームを組み、社長や社員を巻き込んだ企画で、会社の情報を楽しく伝える活動に日々取り組んでいる。また、熊本市の小学校の図書購入費が全国の政令指定都市の中でも少ないという報道を機に、昨年から植木校区の８校に対して図書の寄贈を開始。図書寄贈式では、本を受け取り喜ぶ子供たちの笑顔があふれた。図書の寄贈は、今後も毎年取り組む計画で、継続して地域社会に貢献していく。