�鰹髢�印刷所  
 社長  （城野　斉）

プロフィール

熊本市出身、1974（昭和49）年5月9日生まれの48歳。熊本高校−明治大学経営学部卒。99年�潟gスコ勤務を経て2004年城野印刷所入社、07年取締役、09年常務、11年副社長、12年7月社長就任。趣味はバイク、キャンプ、釣り、好きな言葉は「三方良し」

「競業ではなく協業」パートナーと共に新たな成長に挑戦

　１世紀以上に渡り高い技術で顧客の想いを形にしてきた�鰹髢�印刷所。
　同社は「競業から協業へ」をテーマに、複数の印刷会社が印刷機をシェアする新たな枠組みを構築、ペーパーレス化の荒波を力強く乗り越えるべくパートナーと共に歩み出している。最新の印刷機を有する同社を核として、子会社の三恵印刷�梶i大分市）に加え、（資）緒方印刷所（八代市）ともパートナーを組むことで稼働率向上と共に管理・維持コストを集約。営業・企画部門の強化や新規事業への投資などにつなげていく。城野社長は「１台あたりの稼働率が下がる中、新たな成長に向けた形で、徐々に共有率と稼働率を高めていく。各社のネットワークなど様々な資源を共有することで相乗効果が生まれ、新たな事業領域にチャレンジできる」と意義を説明する。
　また、スカウト型就活支援サイト「就活応縁くまもと」では交流イベントなどを実施しながら登録企業・学生を増やしている。県内高校生の支援と県内就職促進を目的に制作したオリジナルノート「Ｊ・Ｏ・ＮＯＴＥ」もこれまでに無償配布を３回実施。現在、他県で県外版の企画が進むなど広がりを見せている。
　印刷業に軸足を置きながらも企業のブランディング全般に携わる新たなスタイルへの発展を模索する同社。「印刷業という枠に捉われず広報活動など情報発信に関するニーズもあれば印刷はもちろん、ＷｅｂやＳＮＳ、動画など必要なものをワンストップで提供していく。他業種も含めたパートナーの輪を九州内でさらに広げていきたい」と意気込む。