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丸美屋  
 家村 亨 /東 鉄兵  (いえむらとおる/ひがしてっぺい)

  専務/取締役
東鉄兵取締役(左)と家村亨専務
東鉄兵取締役(左)と家村亨専務
プロフィール
いえむら・とおる
千葉県出身。1967(昭和42)年6月23日生まれの56歳。縁あって来熊し95年7月丸美屋入社。主に管理・営業・海外部門・グループ会社を担当する。丸美屋・グループ会社の役員を歴任し、2021年丸美屋の取締役専務に就任

ひがし・てっぺい
大津町出身。1980(昭和55)年12月20日生まれの43歳。熊本YMCA学院卒。2012年丸美屋のグループ会社株_匠なごみに入社し21年社長に就任、丸美屋入社。23年丸美
屋の取締役に就任
新商品と設備投資で、国産大豆商品を強化
 来年創業70年を迎える滑ロ美屋。昨年から国産大豆を使った商品の販売促進に力を注ぎ、9月に国産ひきわり納豆の新商品「クリームチーズおかか風味たれ」と希少価値の高い国産赤大豆を使用した「赤豆納豆」を発売した。
 同商品は、大豆の生産を行うグループ子会社の株_匠なごみでのみ生産する希少な赤大豆を使用するなど、高付加価値な商品開発に尽力している。そして今年3月、ザクロエキスパウダーを配合し、悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させるとも言われているエラグ酸が入ったまろやか酢たれ付きの国産小粒納豆を新発売。「機能性表示食品」を取得し、「肥満気味の方(BMI値25s/u以上30s/u未満)の体脂肪を減らす」健康に配慮した納豆として展開する計画だ。また昨年9月、馬刺しやあか牛など販売の活「蘇朝日屋精肉店の全株式を取得し子会社化。5社目のグループ子会社として運営し、阿蘇朝日屋精肉店が持つインターネット通販のノウハウを丸美屋でも生かす考えだ。
 昨年11月、豆腐の製造工場で生産効率向上のための設備投資を実施。夏頃に完了予定で、生産量を約1・4倍に拡大し、残業時間の削減につなげる。納豆製造工場は、国産大豆の商品強化を目的に設備投資を行う。
 「副業・兼業における制度の確立をはじめ、SDGsへの取り組みも強化したい」と意気込む東健社長。今後も時代のニーズをとらえた商品開発と経営に挑み、100年企業に向け進化を遂げていく。
設立/1956(昭和31)年3月 資本金/4,160万円 事業内容/納豆・豆腐製造販売 従業員数/291人 支店/福岡県三井郡大刀洗町 工場/南関・菊水・植木、また、南関・菊水工場敷地内に直営店を経営 関連会社/兜髄o庵・株_匠なごみ・大連美屋食品有限公司(中国)、潟Tンバラ、活「蘇朝日屋精肉店
〒865-0105 玉名郡和水町内田2211 TEL0968(75)6000 http://www.marumiya-g.co.jp
※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。