�潟激Cメイ藤井  
 藤井章生  （ふじい　あきお）

プロフィール

熊本市出身、1966年5月30日生まれの57歳。熊本高校―早稲田大学商学部卒。旧日本長期信用銀行、西日本リース興発�葛ﾎ務を経て、2001年に�潟激Cメイ藤井入社、04年専務、06年9月に社長就任。趣味は音楽鑑賞

「夜明け前」の精神で各事業に取り組む

　昨年４月の完成からやがて１年を迎える熊本新本店。同本店のコンセプトは「知的生産の森＝ＧＲＩＰ（グリップ）」。全館がオフィス周辺のＤＸ化を提案するライブショールームとしての機能を持つ。フリーアドレスをベースに大中小のミーティングスペースを配置、３階にはカフェ・休憩室とともに植栽を配したテラスも設けた。昨年９月、日経ニューオフィス賞において「九州・沖縄ニューオフィス奨励賞」を受賞。最先端のオフィス空間に見学者も相次ぎ、「ライブショールームとしての機能を果たしセールスにもつながつており、採用面でもメリットを発揮している」という。
　コロナ禍の間に修正を加えた中期経営計画「リ・モデル２０２０�A」が今年６月で終了する。主力のＢＳ（事務機販売）はＴＳＭＣ進出効果で上昇機運の中、ＤＸ支援の展開を加速させる。ＳＴ（文具製造）は円安の影響で仕入れ原価が上がり収益を圧迫しているが、円安を逆手に取り、台湾やアジアへの輸出比重を高めたい考えだ。新しい事業領域では、ドローンを活用したスマート農業の新会社�潟Aグリテックレイメイを設立、１月に合志市と連携協定を締結した。
　中経「リ・モデル」の一環として昨年からはロゴマークを一新、「黎明」の清新なイメージをグラデーションで表現した。「夜明け前の精神で、各事業に新しい気持ちで取り組み、前進していきたい」。