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大東商事  
 小原 英二  (おはら えいじ)

  社長 
プロフィール
大阪市出身、1958(昭和33)年8月12日生まれの65歳。大阪電気通信高校卒。土木会社勤務を経て熊本へ。83年大東商事叶ン立、95年5月代表取締役社長就任。2010年から17年まで熊本県解体業協会理事長。中小企業家同友会会員
環境に加え情報セキュリティISO27001認証取得
 受け入れた廃棄物は100%リサイクルを目指す「NOと言わない大東商事」という企業理念で産業廃棄物の処理・リサイクルを行っている。半導体関連企業の進出が目覚ましい熊本において、実際に社屋・工場建設の段階から情報セキュリティに対する要望があることから一昨年末にプロジェクトを立ち上げ、昨年10月に情報セキュリティマネジメントシステムの国際認証規格であるISO27001を取得した。既に取得しているISO14001と併せ、環境保全とともに顧客の「情報資産を守る」体制を確立した。
 「次世代に豊かな未来を残す」を経営理念に掲げ、CSRにも注力。SDGsから特に環境保全に関わる8目の目標を選出、実現に向けた取り組みを続けている。昨年9月には熊本市西区で行政と一体となり「海をキレイに!わくわくSDGs体験会」を開催。また、昨年2月には「SDGs経営実現プロジェクト」に参画、熊本学園大学の学生らと「捨てさせナビリティ」をキャッチフレーズにサーキュラーエコノミー型のビジネスモデルを追究している。
 「高いレベルのリサイクル」と「サーキュラーエコノミー」は、今や産廃業界に課せられた至上命題であり、同社の経営理念に欠かせない要素でもある。大東商事は、半導体需要の高まりで世界的にも注目と期待を集める熊本において、より高度な循環型社会の実現へ向けたリーディング企業としての役割を担う。
〒861-5511 熊本市北区楠野町453-1 TEL096(245)4800 http://www.edaitou.com/
事業内容/産業廃棄物処理・収集運搬・リサイクル業、総合解体業 設立/昭和58年5月 資本金/2000万円 /従業員数160人 事業所/北部リサイクルセンター、新港リサイクルセンター、戸島リサイクルセンター、八代リサイクルセンター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2024年2月29日発行分)の掲載内容です。