東海大学 熊本キャンパス  
 木之内 均  （きのうち　ひとし）

プロフィール

神奈川県川崎市出身、昭和36年9月5日生まれの62歳。九州東海大学農学部卒（第1期生）、南米農業研修。平成元年木之内農園開業、平成27年東海大学経営学部経営学科教授を経て平成30年経営学部長。令和4年4月から熊本キャンパス長。趣味はセスナ機操縦

4月に産学連携センターを開設

　阿蘇くまもと臨空キャンパスが開校してやがて１年、阿蘇フィールドと併用し、地域社会や農家との交流の空間がひとつになった総合的農学教育研究拠点の形成を目指している。近代的で開放感のある新キャンパスに「学生や教職員もわくわくして躍動感がある」と順調なスタートが切れたようだ。
　昨年７月には、「フード・アグリテック連携プロジェクト」を立ち上げた。農学部を有する同大学の強みを生かして、農業や食の分野に最新のテクノロジー技術を活用し同分野での新産業創出を目指す。今年４月に熊本キャンパスに「産学連携センターＡＳＯ（仮称）」を開設、大学発スタートアップの事業化支援、同分野のオープンイノベーションの推進、起業家教育を含む地域課題解決の場を創出する。また、空港立地を生かした海外研究連携などの役割も視野に入れながら具体的な検討を進めている。　同センターには動物医療・健康、農業関連の企業が入居、動物医療、物流、カーボンクレジット、脱炭素、スマート農業などをテーマに研究、大学発のベンチャー企業の誕生が期待される。「企業の実践研究を学生の教育にどうつなげていけるか」、建学の精神でもある実学尊重の理念にも重なる。「今年は、本当の意味で��地域とつながる大学づくり〞の元年になる」と新たなステージに臨む。

設立・沿革/昭和39年4月東海大学短期大学部開学、昭和48年4月九州東海大学（工学部）開学、昭和55年4月農学部設置、平成20年4月東海大学へ統合、総合経営学部、産業工学部、農学部設置、平成25年4月経営学部、基盤工学部へ学部改編、令和4年4月文理融合学部へ改組　学部/文理融合学部、農学部　大学院/生物科学研究科（博士課程）、農学研究科（修士課程）、　教員数/84人、学生数/2057人