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白鷺電気工業   
 沼田 幸広  (ぬまた ゆきひろ)

  社長
熊本工業高校サッカー部ユニフォームを持つ沼田社長(右)と社員の内田みさきさん。内田さんは「託東太鼓」の社会人メンバーとして、小中学生に指導も行う
熊本工業高校サッカー部ユニフォームを持つ沼田社長(右)と社員の内田みさきさん。内田さんは「託東太鼓」の社会人メンバーとして、小中学生に指導も行う
プロフィール
熊本市出身、1976(昭和51)年4月20日生まれの48歳。日本大学−同大大学院生産工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了。2001年4月から10年6月まで東海旅客鉄道梶iJR東海)勤務後、10年7月白鷺電気工業鰍ノ社長室長として入社、10年9月上席執行役員、11年9月常務取締役、14年8月に社長に就任。趣味はラグビー観戦
地域の伝統文化や若者の未来を応援
 「地域に根差した企業として、地元の伝統文化や未来ある若者の夢と挑戦を応援していく」と語る沼田社長。同社は託麻校区発祥の「託東太鼓」の活動支援に関する調印を結び、熊本工業高校サッカー部の新ユニフォームの胸スポンサーも務めるなど活動を応援している。また、昨年は同社初のアスリート社員が誕生した。ロービジョン(弱視)の選手が互いの視力を生かしてプレーするロービジョンフットサル日本代表強化指定選手・赤ア蛍さんが入社し、業務と並行して今年の世界大会に向けて練習に励む日々を送っている。
 人材確保と社員の満足度向上を目的に、福利厚生や休暇制度の改定に取り組んでおり、同社の新入社員の3年以内離職率は4年連続でゼロとなっている。昨年は子育て支援に加えて不妊治療と仕事両立の支援企業として厚労省が認定する制度「くるみんプラス」として県内では初めて認定された同社。25年度からは年間休日を10日間増加するほか、新たに最大10日間の特別有給休暇「チャレンジ休暇制度」を設け、社員の夢やステップアップを応援する。人材を資源(コスト)ではなく、資本と捉える「人的資本経営」を推進し、新たなスキル習得や生産性向上に向けた社員の試みへの投資を拡充する。「エコアクション21オブザイヤー2024」では4年連続で受賞。環境経営への熱意と責任を胸に、持続可能な未来の実現に向け、挑戦を続けていく。

861-8035 熊本市東区御領8-3-38 TEL 096(380)7171 https://www.shirasagidenki.co.jp

創業/1947(昭和22)年2月 資本金/1億円 従業員/125人(2月末現在) 事業内容/電力プラント、情報通信設備サービス、新電気エネルギー、快適電化サポート、省エネルギー省コストサポート、でんでんメンテサービスの各事業 出先/八代支社(八代市宮地町)、福岡支社(福岡市博多区)、京都支社(京都市右京区)、人吉営業所(人吉市)、鹿児島営業所(鹿児島市) 関連企業・団体/しらさぎホールディングス梶A潟tァマックエグレット、しらさぎエナジー梶Aしらさぎファーム梶A大祐電気梶A日本サンライズ梶A且R根電業社、NPO法人しらさぎ


※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。