Leaders 2025熊本のトップ群像

晦RIAKE  
 藤本祐二  (ふじもと ゆうじ)

  社長
左から藤本祐弥取締役総務部長、藤本祐二社長
左から藤本祐弥取締役総務部長、藤本祐二社長
プロフィール
玉名市出身。1959(昭和34)年12月19日生まれ、65歳。玉名高校―熊本商科大学(現:熊本学園大学)商学部卒。税理士事務所、会計事務所に勤務後、九州測量専門学校測量科に入学。90年入社、99年取締役を経て、2001年から現職。09年(一社)熊本県測量設計コンサルタンツ協会長に就任。14年(一社)全国測量設計業協会連合会(全測連)九州地区協議会会長(現任)、16年全測連副会長を歴任し、24年6月同会長就任。趣味はゴルフ
国際貢献を視野に事業展開
 公共事業に伴う測量や建設コンサルタント業務を主体 に、地籍調査、文化財調査、不動産鑑定、システム開発など幅広い業務を展開する鰍`RIAKE。関連会社の玉名温泉ホテルしらさぎなど宿泊施設は新型コロナの5類移行に伴い利用客も回復し、好調に推移。同ホテル内にフィットネスジムやシュミレーションゴルフ施設などを導入し、アミューズメント事業も手掛ける。23年11月に創業60周年を迎え、現状と今後の方向性を明確に表現し、さらなる飛躍を期するため蒲L明測量開発社から社名を変更、新たなスタートを切った。
 昨年6月、全国の測量設計業協会44団体・約2600社で構成する(一社)全国測量設計業協会連合会(全測連)の新会長に就任した藤本社長。「これまでの経験や培ってきた運営能力、人脈を生かし、測量設計業界の地位向上と会員企業の経営安定を第一に取り組みたい」と抱負を語る。
 グローバル展開を視野に入れた人材強化を図り、同社にはネパール国籍の社員5人、バングラデシュ国籍の社員2人が在籍。JICA関連で途上国の災害復旧支援事業や高度人材紹介事業、防災啓発に関する活動などに注力する。海外での事業展開や人材確保を必要とする企業の支援にも積極的に取り組み、JICAやジェトロを通じて、現地企業との橋渡しとしての役割を果たす。藤本社長は「開発支援を求めている国や災害・紛争でインフラの再建が必要な国・地域への国際貢献活動に参加できる道筋をつくりたい」と語り、未来を見据えて着実に歩みを進める。

861-4108熊本市南区幸田2丁目71号 TEL096-381-4000 FAX096-381-2204【玉名支社】〒865-0061 熊本県玉名市立願寺189-1 TEL0968-73-3463 FAX0968-73-3402

創業/1963(昭和38)1129日 設立/1968(昭和43)913日 資本金/1000万円 従業員数/116人 事業内容/測量業、建設コンサルタント業、補償コンサルタント業、不動産鑑定業、埋蔵文化財調査業 営業所/(熊本県内)天草市、上天草市、八代市、多良木町、山都町 (熊本県外)福津市(福岡営業所)、山口市、下関市、東京都江東区(関東支社)、大阪市西区(関西支社)、奈良市(奈良営業所)、姫路市(姫路営業所)

※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。