Leaders 2025熊本のトップ群像

貝ib Work  
 瀬口 力   (せぐち ちから)

  社長兼CEO
プロフィール
山鹿市鍋田出身、1973(昭和48)年12月14日生まれ、51歳。熊本大学法学部卒、熊本大学大学院法学研究科修了。同院在学中の99年、同社の前身巨」口工務店入社、翌年代表取締役に就任。就任以来、デジタルマーケティング戦略に注力。住宅業界では珍しく、全従業員の約半数を女性が占め、女性活躍の企業として経産省の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞、2015年に福証Qボード、19年に東証マザーズに重複上場。ハウステックカンパニーとして数々の改革を起こす。趣味は「アイデアの素」となる読書
国内初、土が主原料の100uの3Dプリンターハウス完成へ
 独自のデジタルマーケティングを駆使した戦略で成長を続ける鰍kib Work。今春には国内初、土を主原料とした100u規模の3Dプリンターハウス「モデルB」が完成予定だ。モデルBは通常の住宅同様にLDKや水回りを完備。完成後はこの革新的な住宅の一般販売を開始する。住宅のみならず、宿泊施設やサウナ施設としての活用も検討。今後は、フランチャイズ事業も視野に、日本全国への3Dプリンターハウスの普及に尽力するほか、東南アジアなど海外進出も計画する。「月面上など宇宙での居住環境に関する事業も進め、未来の宇宙開発の一翼を担いたい」と瀬口社長は語り、次なる展開を見据えた挑戦を続ける。
 全国の工務店に住宅ソリューションサービスを提供するプラットフォーム事業も加速する。業界初のIPライセンス事業ではライフスタイルブランド・ニコアンドと連携し「ニコアンド エディットハウス」を商品化。地方工務店なども同ブランド力を使い事業展開できるシステムを構築し、加盟店の認知度向上や販売促進に貢献する。AIが顧客の要望に合った間取りと外観・内観のCGパースを自動提案する「マイホームロボ」の販売も好調に推移。今や8千プランを超える間取りを揃え、業務効率化と提案力の向上を実現、加盟店の満足度も高い。瀬口社長は「今後も住まいのプラットフォーマーを目指した戦略を打ち出し、住宅業界全体の発展に寄与したい」と意気込む。

861-0541 山鹿市鍋田178-1 TEL0120443557 https://www.libwork.co.jp/

創業/1974(昭和49)年3月 設立/1997(平成9)年8月 資本金/132,150万円 事業内容/戸建住宅事業、3Dプリンターハウス事業、プラットフォーム事業 売上高/1543,517万円(20246月期) 従業員/347人 営業エリア/熊本県、福岡県、佐賀県、大分県、神奈川県、千葉県 グループ会社/タクエーホーム(横浜市)、幸の国木材工業梶i山鹿市)、潟潟uサービス(山鹿市)

※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。