�鰍ｭまもとKDSグループ （KDS熊本ドライビングスクール、KDS菊池自動車学校、KDS技能講習トレーニングセンター、KDSドローンスクール、KDSネクストカレッジ）  
 永田　佳子  （ながた　よしこ）

プロフィール

菊池市出身。熊本高校-東京女子大学卒業後、ADKに入社。2007年にくまもとKDSグループ入社、09（平成21）年に現職就任。熊本県人事委員会委員、熊本県労働委員会委員、熊本地方労働審議会委員、九州財務局活性化フォーラム委員会委員、熊本経済同友会常任幹事会副議長、熊本県指定自動車教習所協会理事、日本政策金融公庫熊本懇話会理事、くまもと健康企業会理事。趣味はNetflix鑑賞

外国人教習生を母国語でサポート、地域のニーズに対応

　「いのちをまもり、はぐくみ、社会につなげる」というビジョンを掲げ、自動車学校を中核とした地域の交通安全教育センターや福祉事業所を展開している�鰍ｭまもとＫＤＳグループ。
　グループ全体でＥＳＧ経営に取り組み、教育サービス業を通じた社会課題解決を推し進めている。国内の人手不足で需要が増えてきた外国人材の特定技能ドライバー教習も８ヶ国語で対応できるスタッフのサポート体制を整えている（中国、台湾、ベトナム、ミャンマー、ネパール、タガログ、英語、ヒンドゥ）。これまでに８００名超の在留外国人が卒業。こうした実績に県内外の企業から入校の依頼が相次いでいる。２０２４年11月にリノベーションが完成した菊池自動車学校は、教習生の要望が高かったカフェを併設、地産地消のフードを提供し教習生の憩いの場になっている。
　昨年11月には社会課題を解決する取り組みモデルとなるプラチナ大賞で「発達障がい者の社会参加のためのネットワーク構想」が優秀賞を受賞。企業や地域との連携を今後一層深めていく。
　今年度は女性でも扱いやすい小型重機や小型フォークリフトの特別教育プログラムを実施。週末２日間で取得できることから好評。４月以降も定期的に実施する計画だ。台湾との民間外交にも積極的で、大学や高校との連携や行政・民間企業との橋渡しの役割を担っている。永田社長は「多様なニーズに対応した事業展開で地域に貢献したい」と語る。