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渇ヘ北本店  
 小山 太郎  (おやま たろう)

  社長
プロフィール
東京都武蔵野市出身、1961(昭和36)年5月16日生まれ、63歳。都立調布北高校ー青山学院大学文学部教育学科卒。国際コンべンション梶A鞄d通プロックス、蟹NAXエンジニアリングを経て94年同社に入社、2012年社長就任。河北敏夫会長の甥。趣味はジャズ、映画鑑賞
地域のインフラと建設業界の未来をバックアップ
 創業江戸末期、地域のインフラの維持・向上という重要な役割を担う建設業界に、材料の流通面で貢献を続ける建築資材の総合卸売業の渇ヘ北本店。材料の機能や意匠・寸法などの事前打ち合わせから、納期や搬入経路の調整まで業務内容は多岐にわたる。小山社長は「当社のメインである現場に材料を届ける〞という仕事は、建設に携わる方たちと、材料を生産するメーカーをつなぐ橋渡しとして貴重な役割を果たす」と説明する。
 しかし、「今後、労働人口が減少し続け、労働供給が偏ると生活維持サービスが破綻するほか、社会インフラの老朽化により建設業界のニーズは増えるが、就業者数の減少で受注できないケースも起こりえる」と懸念。建設技術者の高齢化と未来を担う若い世代の人材不足を建設業界の課題に挙げ、人材の採用や育成に尽力する。「D]推進で効率化できる部分もあるが、介護や医療関係、建設、物流など社会のインフラを支える仕事は実際に人が介在する部分が非常に重要だ」と強調。将来に向けて若い世代の活躍が無ければ、当たり前の日常が崩れてしまう。建設業界の構造を今後も維持していくためにも、若い世代が知識と判断力、現場でのコミュニケーション能力を身に付け、筋力を適度に使う仕事にやりがいを感じてもらえるようにサポートする。「熊本で長期的にスキルアップしたい人、インフラに関わる仕事で当たり前の日常を支えたいという気持ちを持った人にはピッタリの仕事。次代を担う人材を育て、一緒に熊本の未来を支えていきたい」と思いを語った。

860-0824 熊本市中央区十禅寺1-4-1 TEL 096(325)1212 FAX 096(325)1297

https://kawakita.recruit-jp.com

創業/江戸末期 1840年代 設立/19333月 資本金/2100万円 事業内容/建築資材全般卸売、内装下地/仕上工事・建具工事・タイル工事・外装サイディング工事・塗床工事 建築業許可/熊本県知事許可(般-4)第2155号 関連会社/河北生コンクリート工業梶@従業員数/40

※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。