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潟}イスティア  
 工藤 正也   (くどう せいや)

  社長
プロフィール
合志市出身、1956(昭和31)年2月25日生まれ、69歳。熊本工業高校卒。「スピード」をモットーに社業に取り組む
テクノロジーを駆使し「多様な働き方」を追求
 産業機器全般の製造業を中心に技術力と人材力でトータルソリューション事業を展開するマイスティア。顧客ごとの仕様に合わせた半導体製造装置や精密機械システム、それを動かすソフトウエアの開発などを手掛け事業は多岐にわたる。通底するのは「人材の活用」。進化するテクノロジーを駆使することで人口減少社会に向けた「活人化ビジネス」を提案している。
 Fab3の3倍の規模となるFab4は6月の稼働開始を見込む。人間とロボットが共同して高度な作業ができる上、製造の自動化によって肉体的な労働の負荷を軽減。搬送用システムAGVなどを導入してさらに省人化を進める。「スマート化のモデル」と位置づける同工場は、Fab3と同様、自家消費型の太陽光発電設備によるクリーンエネルギーを利用する。同社のグループ企業鞄d研テクノルが施工、保守を担当。初期投資がかからない「PPA方式」によるこのビジネスは、SDGsに注力する同社グループの成長株の1つだ。
 米国、台湾、中国でも事業を展開する同社は、半導体メーカー各社のニーズに対応すべく、台湾南部の高雄市に設備装置のメンテナンスサービス拠点の開設を計画。一方では各現地法人がフル回転して、日本企業の海外進出に伴うハードソフト両面の課題解決をサポートする。
 スマート化とともに同社が重視するのは外国人材との協業。同社が参画する教育機関GMTでブラッシュアップし、さまざまな生産現場に配備。人種や性別、年齢を超えたさまざまな人材をロボットとの協働と組み合わせることで、多様な働き方を追求する。
 「人こそが無限の価値の源」という工藤社長。「ヒューマン」が切り拓く豊かな未来を思い描きながら、同社は世界を舞台に躍進を続ける。

861-2202 上益城郡益城町田原2081-17 TEL0962145680 FAX0962145681

創業/1986(昭和61)年2月 資本金/5,000万円 事業内容/製造装置・精密機械の企画開発から製造販売、組込みIoTシステム及び周辺機器の企画開発から製造販売、自社ブランドAI イメージプロセッシング)ソフトウエアの研究開発から販売、精密機械等のメンテナンス・フィールドサービス、半導体及び材料の評価・解析サービス、製造業全般における業務請負、水産養殖システムの企画開発から製造・解析サービス、キャリアコンサルティング・人財紹介・人材派遣 従業員数/1,750人(グループ)関連会社/ tretecアメリカ、tretec台湾、husers台湾、husers中国、マイスティアヒューマンリレーションズ梶A鞄d研テクノル、潟pワテク

※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。