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潟hゥプロジェクト  
 門岡  (かどおか)

  社長、専務
2022年に新築した本社前でスタッフと共に。左から3人目が門岡社長、4人目が門岡専務
2022年に新築した本社前でスタッフと共に。左から3人目が門岡社長、4人目が門岡専務
プロフィール
かどおか ひろのぶ
山都町出身。1960(昭和35)年3月28日生まれ、64歳。熊本工業高校電気科卒。電気工事業などに勤務し、1999年4月熊本市刈草町で泣hゥプロジェクト設立、代表取締役社長就任、2002年株式会社化、2022年本社を熊本市南区近見8丁目に新築。熊本工業高校卒者でつくる熊工経営同友会前会長、熊本キワニスクラブ会員、熊本経済同友会会員

かどおか としたか
熊本市出身。1987(昭和62)年9月29日生まれ、37歳。文徳高校‐第一経済大学(現・日本経済大学)経済学部卒。電気工事業などを経て2013年潟hゥプロジェクト入社、23年専務取締役就任
水関連インフラで災害に強いまちを創造
 熊本市南区近見に本社を構える潟hゥプロジェクトは、上下水道や農業用水施設の電気・機械設備工事、保守管理を手掛け、水関連インフラの整備を通じて災害に強いまちづくりと安心安全な社会の創造に貢献している。特に、洪水を防ぐ排水機場の施工やメンテナンスにおいて高い技術を有し、地震や台風、自然災害といった有事に備えて県や各市町村と連携しながら地域のライフラインを守り続ける。
 過去の豪雨災害や熊本地震の際には、緊急対応チームを編成し、被災地域の上下水道施設の復旧に尽力。特に河川が氾濫した地域の農業用揚水機場の復旧では、迅速な対応が求められる現場で高い技術力と経験を活かし、早期復旧を実現してきた。これにより、地域の農業や住民の生活基盤の維持にも貢献している他、これまで自治体からの優良技術者表彰なども数多く受賞している。
 また、社内においては人口減少に伴う技術職人の減少を防ごうと、若手の獲得と技術承継・伝承に注力。ベテラン社員の電気、機械の高い技術を次世代に引き継ぐため、社内勉強会を定期的に開催し、最新技術の習得や実務研修を実施。さらに、労働コンサルを導入し、毎月の労働パトロールを行いながら、労働災害の撲滅にも取り組んでいる。
 門岡社長および門岡専務は「インフラを支えるだけでなく、災害時の迅速な復旧を使命としている。変化する環境に合わせて業務拡大と技術向上を推進していく」と意気込みを語る。
〒861-4101 熊本市南区近見8-14-1 
TEL096(357)0700 FAX096(357)0701 
https://doproject.co.jp/
設立/1999年 資本金/2千万円 従業員数/23人 売上高/8億500万円(2023年7月期) 事業内容/電気部門:上下水道、プラント動力計装工事、遠隔監視システム工事、小水力、太陽光発電設備工事、一般電気設備工事 機械部門:上下水道水処理機械設備工事、農業用水、排水ポンプ設備工事、メンテナンス部門:前記に係る保守点検、設備補修工事
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。